温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

子供(6さい)を連れて、甲府まで日帰り旅をしてきたので、

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11月の3連休。ひとりでどこか温泉旅にでも出かけられれば良かったのですが、あいにくそれは叶わずで。

それでも、どこかに行きたい欲は自分の中で、こんこんと湧く源泉のよう。

泊まりとか、ひとりのお出かけが難しいのであれば、子供を連れて日帰りで出かけよう、と決めたのでした。今回はその記録です。

旅の計画

3連休の中で、11月3日は日本ワイン「山梨ヌーボー」の解禁日。

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せっかくならば解禁日に、山梨県に日帰りで行こうと思いついた次第。

自分だけなら、現地でワインを試飲したり、買ったりしたいのですが、今回は上の子供(6さい)と一緒なので、ちょっと軌道修正が必要です。そう、欲張れないのである。

明るい時間帯に健全に。子供が楽しめそうな場所に連れて行くことにし、なおかつそれをメインに据えます。そうなると、時間の関係で温泉は断念・・・ということで。

前の日、11月2日に出かけることを決めたので、慌ててJR東日本のきっぷ予約サイト「えきねっと」へアクセスします。

www.eki-net.com

首都圏から甲府方面に向かう特急「あずさ」「かいじ」は、先月に通り過ぎた台風の影響でお休みしていましたが、少し前に復活していました。

ところが「あずさ」も「かいじ」も、8割以上は席が埋まっている状況。

さいわい臨時列車が走っていて、そちらには空席が結構あったので、2人分の席を予約できました。

山梨県入りした後のプランは脳内であれこれ考えていましたが、子供連れにアクシデントはつきものなので、臨機応変で行こう、ということで・・・

そうして前の日の晩に、子供に「明日は山梨県にお出かけするよ」と告げました。

行くぜ甲府

あさごはん

朝6時。寝ていた我が子を起こし、着替えさせます。ハッピーセットを食べよう、と言って、早々に出発。食べ物で釣ると、おしたくが早いです。

地元の駅にあるマクドナルドに着いて、ハッピーセットを注文。

  • エッグマックマフィンセット(大人用):400円
  • エッグマックマフィンハッピーセット(子供用):500円

食べ物は大人も子供も、マフィンとハッシュポテトとドリンクなので、ほぼ同じ。大人用より子供用のが高いのは、おもちゃの分ですね。

ところが、マフィンとハッシュポテトを半分くらい食べ終えたところで、

「もうおなかいっぱい」とのこと。

あずさにのる

ただ、朝ごはんが早く終わったので少し予定を早めることができたのはありがたく、予約していたより1つ前の特急列車に乗れました。

この列車も臨時列車で、空いていました。しかも停車駅の少ない「あずさ」だったので、停車駅の多い「かいじ」より少しだけ乗車時間が短め。

特急「あずさ」「かいじ」には、自由席がありません。座席の指定をしていない人は、座席の上に赤いランプがついている席を選んで座ります。

  • 赤いランプは「今のところ、誰も予約をしていない席」です。
  • 黄色のランプは「そろそろ予約した人が乗ってくる席」。
  • 緑のランプは「予約済みの席」。そこには誰かが座っています。

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自由席がない、というのは、未就学児を連れて旅行するときはちょっと困りもの。

というのは、基本的に未就学児は電車代がかからないのですが、指定席に座らせるのであれば子供料金がかかるのです。

新幹線を含む特急列車では、自由席であれば未就学児は無料で利用できます。

もしくは、大人の分だけ指定席を手配し、子供を大人の膝の上に座らせておけば子供の料金は不要なのですが、6歳児を抱え続けるのも難しいのである・・・。

なので今回は特急に乗る区間だけ、子供用の乗車券・指定席特急券を買ったのでした。しかし子供用のきっぷって久しぶりに見た気がします。

ICカードが主役になり、紙のきっぷが珍しくなる。時代ですね。

そんな親のモヤモヤはさておき、大人用の座席にゆったり座る子供。

「なにか、あそぶものある?」と聞かれます。

普段の子連れ旅行であれば、何かちょっとしたおもちゃも持って行くのですが、忘れてた。それならばと、先ほどのハッピーセットのおもちゃを渡しました。

特急あずさは曇り空の下、まだ紅葉には早い山々を横目に山梨県へと入っていきます。

ほら山がきれいだよ、撮ってごらん、と、子供にカメラを渡します。トンネルを抜けて、勝沼ぶどう郷駅を通過したあたりです。6歳児にしては良く撮れたかな。

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いよいよ甲府盆地だな、と、今後の予定を脳内シミュレーションしていると、

「おなかすいた」。2時間前に朝マックを残したはずなのに。

車内販売が来たらお菓子でも買ってあげよう、と思ったら、この臨時列車には車内販売が乗っていませんでした。車内販売、冬の時代。

まあでも、甲府盆地に入っているので、甲府まではあと少しです。

甲府で遊ぶ

かがくかんへ

甲府駅に着いたらすぐにバスに乗ることにしていたので、駅のコンビニNEWDAYSでおにぎりをまず購入。

後で食べようね、と言い聞かせて、甲府駅の北口からバスに乗ります。

いつも南口からバスに乗るので、ちょっと新鮮。行き先は「山梨県立科学館」です。

www.kagakukan.pref.yamanashi.jp

バス待ちの列が結構並んでいるな、と思ったら、自分が乗るバスに乗ったのは自分たちともう1組のみで、他の行列はそのすぐ後に出る、武田神社行きに乗った模様。

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武田神社は、戦国時代に甲府を支配した武田信玄が暮らした館があった場所です。それもあって観光客が多そうですが、自分たちが向かう科学館はそうでもなさそう。

空いているバスは長いトンネルを抜けて、その後へアピンカーブの山道に入り、登った先が、科学館です。まずはベンチで先ほどのおにぎりをいただきました。

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その後で科学館へと入りました。山梨らしさ、というよりも、科学のあれこれをてんこ盛りで面白く展示しています。

  • 人間の体の神秘。
  • 広がる宇宙。
  • 目の錯覚を楽しむ展示。
  • 野生動物の生態。

屋内ながらアスレチック的な仕掛けもあちこちにあり、普段インドアな我が子も、最初はもじもじしていたものの、途中からスイッチが入り、遊んでいました。

展示や設備があちこち傷ついていて、使用できないものもちらほら。これはメインのお客さんがお子様だから仕方ないのかな。

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あっという間に2時間が過ぎ、バスの時間が迫ってきました。甲府駅と科学館とを結ぶバスは、土日・祝日のみの運行で、1日8本しかありません。

帰るよ、バス乗るよ、と言ったら、

「えーーーーー」

抵抗されたので、滞在を延長することに。バスないんですけど。山の上なのでタクシーも常駐しているわけでもなく。皆さんきっと自家用車で来るのでしょうね。

ハイキング

一応事前に調べてあって、甲府駅までちょっとしたハイキングコースがあり、30分ほどで着けるそうなので、徒歩で下山することにしました。

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出典: https://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/guide/access.php

山道を下っていくと、そういや自分もかつて登山していたんだと思い出します。子供にとっては人生初らしい、ハイキング。

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「あしがかってにすすんでいく!」と、下り坂を難儀しながら降りていきます。山道はやがて遊歩道になり、遠くにうっすら町が見えてきました。

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遊歩道が終わり、甲府駅の北口へと出てきました。

「おなかすいた」と、また言うので、そのまま、駅ビル「セレオ甲府」へ入っていきました。何度も静かな温泉旅でお世話になった駅ビルです。 

www.onsen-oh-yu.com

エスカレーターで5階のレストラン街に上がり、ちょっと並んでいた郷土料理「信玄」へ。

「てんぷらのつめたいおそばがいい」とのことだったのですが、お前そこまで食わんだろう、ということで、子供にはもりそばを注文。

で、自分が天ざるにして、天ぷらをシェアしようと思ったのですが、いざ出てくると、子供は1つしか天ぷらを食べず、さらにそばを半分残す。

一方の自分は、一緒にちゃっかり甲州ワインを注文。疲れてたので、沁みる・・・ビールのようだ・・・。

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ワインをかう

ここまで、今回の甲府行きのメインテーマである「山梨ヌーボー」をまだ購入していないことに気づきます。

お食事を終えてエスカレーターで2階に下り、ワイン売り場「ワインセラー」で何本かワインを買いました。

本当は、駅から少し歩いた先にある商業施設「ココリ甲府」にある「イオンリカー」でいつもワインを買うのですが、今回は時間がなく、諦めます。

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せっかくなので途中まで歩き、ココリ甲府に行く途中にあるカフェ「まるごとやまなし館」へ。ここも結構好きなお店です。

yamanashi-plaza.com

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お子様の方には、ここで何か甘いものでも食べさせつつ、自分はその脇でワインとチーズ・・・という悪だくみ。

子供にはジェラートを注文。山梨県だけにフルーツ味のも豊富にあるけれど、

「バニラとチョコレートがいい」とのこと。

一心不乱にジェラートを食している横で、ワインを片手にチーズをつまんでいたのですが、時折チーズを奪われる。。。

でもチェダーチーズはお口に合わなかった模様です。

お家へ帰ろう

そうして帰りのあずさの時間になり、急ぎ足で甲府駅に戻ります。

自動改札を通ります。子供が切符を入れると、ピヨピヨ。人生初、子供のきっぷを入れてピヨピヨ。ちょっと感動。

帰りの列車も臨時のあずさ。甲府の次は八王子まで停車駅はありません。乗り込んで、さすがに疲れた子供は眠りに落ち、大人は最後に・・・

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実は18時までに帰ると約束していたので、疲れていますが、家路を急ぎます。「ちびまる子ちゃん」が見たいとのことで。

そんな風に18時ぎりぎりに帰宅。この日は「27時間テレビ」が放送されていたので、まる子はお休みだったのであった・・・という旅でした。

今回の旅のまとめ

最後に、ざっと箇条書きにしてみます。

  • 広くて人の少ない環境で子供を遊ばせることができました。
  • 自分が知っている町なので、臨機応変に対応ができました。
  • 特急「あずさ」「かいじ」の自由席廃止は、子連れにはちょっと痛手です。

まず、地方の広い場所で思いっきり子供を遊ばせることができて良かったです。首都圏に暮らしていると、遊び場所が狭いか、広い場所があっても人が多く。

そんな中、山梨県立科学館は混みすぎ、ということもなく、観光客も少なめでした。多くは地元の親子連れだったのかもしれません。

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また、甲府へは何度も自分の温泉旅で出かけており、慣れた場所でした。

それもあって、子供の急な「おなかすいた」「トイレ行きたい」「まだ遊んでたい」「〇〇食べたい」等に即対応することができたようです。

急なリクエストが出てくるたびに、次の電車やバスの時間を念頭に置きつつ、常に頭の中はグルグル回っていた・・・という感じでした。さあどこ行こう、と。

地方の電車やバスの本数は多くないので、乗り継ぎには頭を使います。家族みんなでレンタカーを借りてのお出かけなら、その辺考えずに済むのですけど。

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それから、特急「あずさ」「かいじ」の自由席廃止は、未就学児連れにはちょっと痛かったです。

ただ、未就学児も指定席に乗るときは、ちゃんと乗車券・特急券を買いましょう、というのはどこまで認知されているんだろう・・・と、ふと思った次第です。

まあ、今回臨時列車を見つけられてラッキーでした。車内販売がない、少しだけ時間がかかる、というのはありますが、それ以上に、空いている、というのは大きいです。

最後に、今回子連れの日帰りお出かけに変更したので、時間的に行くのを見送った場所がいくつかありました。そこは次回の宿題にしたいですね。

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ハイキング中、子供が見つけた「ハートのいし」。

さて、今度はどこへ行こうかな、