※今は営業していない宿です。このページは営業していた時の宿泊記録になります。
ひとりで温泉宿に泊まり始めた頃に利用しました。
有名な温泉地にひとりで行くのは寂しいかも、とも思ったのですが、伊香保温泉は行ったことがない場所でもあり、歴史のある温泉でもあり。
そういったきっかけで、行ってみました。
(2006年8月宿泊)
伊香保観光ホテルを選んだ理由は、建物が文化財に指定されていたから、です。
当時はあまり、泉質がどうとかはよく分かりませんでした。
草津温泉行きの高速バスに乗り、伊香保温泉で下車します。
場所が分からずちょっと迷いましたが、奥まった林の中に、雰囲気のある洋館が立っていました。
外観は洋館でしたが、お部屋は畳の部屋でした。
もともとは洋室だったのを和室に改装したようなことを聞いた記憶があるのですが、10年前のことで、記憶違いでしたらごめんなさい。
お風呂は、伊香保の「しろがねの湯」。
平成になって掘削された新しい源泉で、無色透明のお湯でした。
伊香保には、茶色の温泉「こがねの湯」があると聞いていたので、こがねの湯に入ろうと、後で他の宿の立ち寄り湯を利用しました。
食事は大広間でいただきました。
窓は洋館のそれでしたが、床はこちらも畳でした。
広い部屋に少ない宿泊客が、静かに食事をするというのは寂しく感じられました。
夕食を終えて部屋に戻ろうとすると、宿のかたからマッサージを呼ばないか聞かれました。
夜の石段街を見に行ってみました。
やはり、有名観光地の夜は家族連れや友達、恋人同士で賑わっていて、ひとりは少し浮くなと思いながら部屋に戻り、テレビを見ながらのんびり過ごしました。
8月で終戦記念日が近かったからでしょうか、NHKで、太平洋戦争のドキュメンタリーをやっていました。
伊香保観光ホテルが廃業したのは、自分が泊まった翌年のことみたいです。
建物は文化財なのですが、今はどうなっているのでしょうか。廃墟になってしまったのかな。
・・・と、心のどこかで気にしていたのですが、宿泊してから12年後の夏(と、その半年後の冬も)に、伊香保温泉に行った際に建物を見ることができました。
そのページへのリンクを貼って、この宿の紹介を終わりにしたいと思います。
さて、今度はどこへ行こうかな。