外でいただく朝ごはん、あなたはお好きですか?
自分は大好きです。ファミレスのモーニングセットや朝マックだって好きです。外で普段食べないような朝ごはんをいただく、というスペシャル感。
そんな感じなので、もちろん温泉宿でいただく朝食も好きです。
温泉宿に行くと夜に飲んで食べてを盛大にやってしまい、翌朝は食欲がなくて朝食いらない、なんてこともたまにはありますが、今はそれがもったいないと思います。
ということで、夕食は早めに、夜食は控えめにして、朝を楽しむのもいいですね。
そんな温泉宿の朝食の定番について、今回は書いてみます。
ルールはある?
温泉宿の夕食は、会席料理というか和食のコース料理のルールに決まりがあるようで、それにしたがって提供されます。
では朝食にはルールはあるのでしょうか。少し調べた限りでは良く分かりませんでしたが、温泉宿の朝食も、たいていは同じような構成ですよね。
まあ、そんなことはさておき、いただきましょう。
焼き魚いろいろ
海から離れた温泉宿でも、焼き魚が出てきます。特に焼き鮭ですね。あとは鰤の塩焼きとか。たいていは、切り身を焼いたものが出てきます。
信州サーモンや甲斐サーモンのように、内陸部でもサーモンはありますが、朝に出てくる焼き鮭はどうなんだろう・・・と勝手に思いをめぐらせつつ、いただいています。
焼き魚のかわりに、蒲鉾や甘露煮が出てくる場合もありますね。
また、宿の食事は調理されてから、いただきますの時間まで間があくことも多く、焼き魚も冷めてしまっていることも多いです。
そんな中、あぶって温めていただける宿もたまにあります。温かいものを食べたい、というニーズも結構あるのでしょう。
卵料理あれこれ
続いて卵料理。和食でも洋食でも、朝は何らかの卵料理が出できます。
卵料理といってもいろいろですね。個人的にはホテルの朝のスクランブルエッグが好きですが、和食メインの温泉宿では見たことがありません。その代わりに、
- 厚焼き玉子。
- 目玉焼き。
- 温泉卵。
- 生卵。
といろいろなパターンで卵が出てきます。
きっと、地元の新鮮な卵を使っている宿もあるに違いない、と思いつつです。
卵料理も、いただきますの時には冷めてしまっているケースが大半ですが、たまに厚焼き玉子がまだ温かい状態でいただけることがあります。ちょっと嬉しい。
あとは、目玉焼きでも、いただきますの際に軽くあぶって食べられる場合がありますね。
温泉宿だけに、温泉卵が出てくるところも多いです。温泉卵って、別に温泉がなくても作れますが、宿の温泉で作った温泉卵がいただけるところもあります。
強い硫黄泉の宿だとすぐ分かりますが、そうでないお湯の宿でも、何となくうっすら、温泉の香りがするな、と感じることがあります。(ほんま?)
もちろん、全ての温泉宿が、自前の温泉を使った温泉卵を出しているわけではないでしょうけど。
海苔と納豆
ご飯のお供に海苔と納豆。これまた、日本の和食のスタンダードです。
海苔もいろいろ
焼き海苔は袋に入っています。たいていは市販の焼き海苔ですが、時々、その宿やその温泉地のオリジナルの袋だったりすることもあって面白いです。
味付け海苔の場合が多いですが、味付けでない海苔も時々ありますね。
珍しいところでは、長野県の宿で、わさびの味が付いた海苔、というのもありました。長野県の安曇野のあたりは、わさびが有名だったりします。
納豆もいろいろ
そして、納豆もいろいろです。
海苔と同じく、市販の納豆がそのまま出てくることもありますが、市販のと言ってもご当地の納豆が出てくることがあります。面白いので、パッケージにご注目を。
珍しいところですと、新潟県の栃尾又温泉で、温泉を使ったという「ラジウム納豆」というのをいただいたことがあります。栃尾又温泉は「ラジウム泉」なのです。
あとは、納豆を紙や発泡スチロールの容器ごと出すのは味気ない、ということなのか、納豆を小鉢に入れて出してくる宿もありますね。
納豆も皆さん、きっと食べ方はいろいろでしょう。
味付けですが、個人的には醤油じゃなくて、付属のタレでいただきたい派なのですが、温泉宿のスタンダードはたいてい醤油です。
ご飯とお味噌汁
どんなに他のおかずが冷めていても、ご飯とお味噌汁は温かいまま出てきます。
ご飯は地元の美味しいお米を使っていたり、温泉で炊いていたり。朝にいただくご飯はどうしてこう、美味しいのでしょう。
夕食の時よりも朝食の時の方が、ご飯が美味しいなと感じます。
温泉宿の夕食では、ご飯って最後に出てくる〆の存在。なので、出てきたときにはすでにお腹いっぱいだったりもして、あまりご飯を味わえないことも多いからでしょうか。
ということで、美味しいので、ご飯もおかわり。
海苔も納豆もありますし、ふりかけが出てくる宿もあります。そう、ご飯のお供がたくさんいるので、ついついたくさん食べてしまい。
で、おかわりし過ぎて満腹になってしまい、その日のお昼までお腹が空かないこともあります。そんな時は、お昼になってちょっと後悔したり。
それから、お味噌汁。お部屋や食事の場所と厨房とが近かったりすると、朝食前にほんのり、お味噌汁のにおいがすることがあります。そそられる。
具も味もいろいろですが、地元の味噌を使っている宿も結構多いのではないかなと思います。
食後のお茶と珈琲と
そんな風に、ごちそうさまです。
お茶はたいてい用意されていますが、お部屋のお茶と夕食の時のお茶が緑茶なのに、朝食の時だけほうじ茶が出てくることが結構あります。あの理由は何故でしょうね。
お部屋には緑茶を置いていたから、ちょっと変えてみた、ということなのかな?
コーヒーを食後にいただけることもあります。
無料だったり有料だったり、ポットに入っていたり、セルフサービスのインスタントだったりと、宿によっていろいろですが、個人的には食後のコーヒーは幸せです。
温泉水で入れたコーヒーがいただける宿もありますね。
コーヒーにしてしまうと、これが温泉だったのかどうか、素人の口では分かりませんが、それでも特別な感じはします。
お部屋に持って行ってのんびりコーヒーを楽しめることもありますね。一方で、持ち込まずにロビー等で飲んでほしいという宿もあります。
少し前までは、そのロビーに灰皿があって、喫煙所を兼ねている場合もありました。タバコの匂いがする中で飲むコーヒーはちょっと・・・ではあります。
でも最近は見かけなくなってきました。世の中の流れですかね。
コーヒーがあるときは朝食の後すぐにいただくようにしています。のんびりしてからだと、なくなってしまったり、コーヒーのサービスが終了していたりすることも多く。
ごちそうさまでした
温泉宿でいただく朝食についてまとめてみました。
宿の朝食って、どうしても夕食よりも定番メニューが並びがちですが、よくよく見てみるとご当地の食材をさりげなく使っていたりします。
それよりなにより、朝から多くの種類のおかずをいただけるのは幸せです。
最近は朝食も美味しくいただこうと思うようになり、前の晩は飲みすぎ食べ過ぎに気をつけるようになりました。きっと年のせいですね。
まあ、せっかく朝食をつけたのに、前の晩の食べ過ぎ飲み過ぎのせいでお腹がすいてなくて、というのもちょっともったいないですものね。
というわけで、このページも朝にアップした次第です。お粗末様でした。
さて、今度はどこへ行こうかな。