毎年6月は、静かな温泉旅の閑散期。
祝日もなく、天気も微妙な月だからでしょうか、6月に静かな温泉旅へと出かけることは少ない傾向です。
2021年の6月は、世の中の特殊な事情があると言いつつも、やっぱり出かけませんでした。
これを書いているのは、6月の終わり。そろそろ7月になりますが、7月になったらどこかへ出かけようと考えているところです。
行き先は、秘湯っぽいところになりそうです。
秘湯って何?
そもそも秘湯という言葉、明確な定義もないと思うのですが、Wikipediaによればこういう風に書かれています。
秘湯(ひとう)は、主に山奥やかつては陸の孤島と云われたような交通の便が悪い場所にあったり、古来為政者や修験者などの隠し湯など、「ひっそり人知れず、秘境の地に湧出する温泉(湯)」のことを指す。
自分の中での「秘湯」のイメージも、Wikipediaのように「山奥」「交通の便が悪い場所」にある温泉。
あとは「"日本秘湯を守る会"の会員になっている温泉宿」も思い浮かびます。
"日本秘湯を守る会"の会員の宿、もしくは会員だった宿は全国各地にあって、自分もいくつか泊まったことがあり。
秘湯のことはそれほど
ただ個人的には、秘湯(または、"日本秘湯を守る会"の会員宿)に泊まったことは多くありません。
その理由はいたって現実的で、
- マイカーを持っていないので、電車やバスだけで行けない温泉宿には泊まれない。
- 時間が限られているので、宿への行き帰りにはあまり時間をかけられない。
- 予算も多くない中、ひとりで週末に泊まるには割高な宿が多い、もしくはひとり泊のプランがない宿も多い。
そんなネックがあり、秘湯へはあまり行けないのです。秘湯に泊まるのは、もしかしたらある種の贅沢なのかもしれません。
自分の中の秘湯はもっぱら「Twitterのタイムラインで眺めるもの」。フォローしている温泉好きの皆さんが、それはもうあちこちの温泉へと出かけており。
久しぶりに、
という風に、自分とは縁遠い存在の「秘湯」です。縁遠いので、あまり普段から気に留めてないというか、候補に入ってくることもなく。
さて、7月になったら久しぶりに静かな温泉旅に出かけようと思って、何となくエリアを決めて、予約サイトで宿を探していたのでした。
そうすると、前々から気になっていた宿に空きがあり、さっそく予約を入れました。JRとバスだけでアクセスできそうな宿ですが、どうやら1件宿のようです。
秘湯好きの友人とLINEで情報交換していると、その宿が"日本秘湯を守る会"の会員宿らしいと知りました。少しだけ驚きです。
"日本秘湯を守る会"の会員宿といっても、全ての宿が一般的な(?)「秘湯」のイメージ通りでもないのかも知れません。
今回の宿は、交通の便もそこまで悪くなさそうですし、上手く乗り継げば移動時間もさほどかかりません。ひとり旅歓迎のような雰囲気でもあり。
でも、いつもとはちょっと違う感じの静かな温泉旅になるかも知れず、楽しみです。
例年、静かな温泉旅に出かけることのない6月。加えて、2020年以降の、ちょっと外出がためらわれる雰囲気もあり、ブログの更新から離れていました。
まるまる1か月何も書かなかった、というのは過去に例がなく、何となくそれは避けたい、ということもあって、ちょっと書いてみたわけで。
さて、今度はどこへ行こうかな。