ニュース等でも取り上げられていますが、2019年10月に日本に上陸した台風19号は、日本各地に大きな被害をもたらしました。
その中でも大きな被害が出た地域に、長野県の千曲川流域があります。台風による大雨で千曲川が氾濫した模様です。
千曲川の流域にある大きな町のひとつ、上田市には個人的に何度も温泉旅で出かけてきました。過去の記録から回数を数えてみたところ、訪問回数は20回以上。
新幹線や高速バスで上田駅に向かい、上田の街を起点に、電車やバスに乗って郊外や山あいの温泉地に1泊して、また上田に戻る、というパターンが自分の中で定番です。
そんな定番コースで訪れてきた場所が、今回の台風19号の被害を受けているのをテレビやインターネットで目にして、正直ショックを受けました。
別所線の状況
上田駅から「信州の鎌倉」こと別所温泉へは「上田電鉄別所線」で向かうのですが、駅を出てすぐ千曲川を渡る赤い鉄橋が崩落してしまいました。
ただ、10月15日より、上田電鉄別所線は川の向こうの一部区間で運転を始めました。同時に、不通になっている区間に代行バスも走り出しています。
代行バスと別所線の電車とを乗り継いで、上田駅から別所温泉に向かうことができるようになりました。別所温泉も営業中のようです。
鹿教湯温泉の状況
また、同じ上田市の鹿教湯(かけゆ)温泉は、このページを最初に書いた時点では、停電の影響で営業できなくなった施設が出たようです。
さらには、上田の市街地からの国道が陥没していたり、土砂が流入するなどして、上田から鹿教湯温泉までの行き来が困難な状況になっていました。
ただこちらも、10月15日には停電が解消し、多くの宿が営業を再開しているようです。
国道も10月16日に復旧し、上田駅と鹿教湯温泉とを結ぶ路線バスも、翌17日から運行再開になった模様です。鹿教湯温泉と松本駅とを結ぶバスも再開されているようです。
そして自分の状況…
自分は単に旅行で上田市を気に入って何度も出かけているだけの身なので、今はただただ、遠くから心配することしかできません。
それでも、この災害が落ち着いた頃には、また"いつものように"新幹線「あさま」で上田に行こう、と。
それで"いつものように"お昼に地酒とお蕎麦をいただいてから、電車やバスでどこかの温泉に行き、1泊してゆっくり過ごそう、と。
復旧も、自分がまた足を運ぶのも、そう遠い日にならないことを祈っています。
ベタかもしれませんが、映画「サマーウォーズ」の話を思い出しながら、このページを書いています。
そんな思いでツイートなどを見ていたのですが、道路や電車、バスの復旧は進んでいて、温泉宿も営業再開していると知りました。
もちろん、まだ生活が元に戻っていない方も多いでしょうし、別所線の一部のように、まだ復旧していない交通機関もあります。
しばらく静かに応援しつつ、上田を訪れるタイミングをいつにしようか、検討しようと思っています。
さて、今度は上田のどこへ行こうかな。