温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

9月某日静かな温泉旅 非日常の中に日常 山梨県・甲府昭和温泉へ('22)

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9月は祝日が2日もある、シルバーウィーク。

じゃらんのポイントも貯まっているし、県民割も9月までだし(注;後日10/10まで延長になりました)、ということで、また静かな温泉旅へと出かけてきました。

旅の計画

県民割を使いたいので、そうなると自分の住む神奈川県か、神奈川県の近くの、神奈川県民OKの県民割がある県が行き先になります。

また山梨県で甲州ワインを買って飲んで・・・という静かな温泉旅をやりたいなと、深く考えずに行き先を山梨県に決めました。

これまた深く考えずに甲府近辺で宿を探したところ、温泉に入れるビジネスホテルに空室があったので、そこを予約。

ホテルは中央自動車道のインターチェンジから近いので、車で行こうかなとも思ったのですが、甲州ワインを昼から飲みたいので、電車で行くことにしました。

1日目(八王子→甲府→甲府昭和温泉)

おなかすいたかいじ

今回も八王子駅から、中央本線の特急「あずさ」か「かいじ」に乗ることにします。八王子駅までの途中で、チケットレスで特急券を購入。便利な世の中です。

電車の中でホテルから電話がかかってきました。

車内なので、ひそひそ声で電話を取ると「県民割での予約なので、ワクチン接種証明か陰性証明と、身分証を持ってきてください」とのこと。

知っていたので既に持っていましたが、忘れていたら大変でした。

さて、八王子駅から特急「かいじ」に乗ります。

お腹が空いていますが、ホーム上の売店はコロナ禍以降閉店になり、乗ってみると車内販売もなく。甲府まで1時間、飲み食いは我慢。

特急かいじは山へと入っていきます。前の晩の遅くに旅の支度をしたので、寝不足・・・相模湖以降の記憶がなく。

次に目が覚めた時は甲府盆地。ぶどう畑の葉も、緑がメインの中で少し色づいている葉がちらりほらり。

そんな盆地を斜め上から眺めてから、塩山、山梨市と停車していくうちに電車も甲府盆地のフラットな中に出ます。

石和温泉駅の次が、終点の甲府駅。

やあ、また来たよ、甲府。そしてお腹が空いたよ・・・

グラスワイン

甲府という町は、食とお酒のワンダーランド。

いつも同じお店にお昼を食べに行きがちなのですが、今回は行ったことないお店へも行ってみようと思います。

ランチ営業をしていた居酒屋さんへ。有名なお店なのでしょうか、混んでいます。残りの1席が空いていて、待たずに入れました。

富士山ポークの西京焼き定食を注文。平日ですがオフなので、白ワインも一緒に。山梨市の「旭洋酒」のワインでした。

甲府の飲食店は、こんな感じで当たり前のように甲州ワインを飲めるのが好きです。ごちそうさまでした。

近々取り壊しになり、移転になるという岡島百貨店のデパ地下を見てから、お気に入りのカフェ「まるごとやまなし館」で、もう少しだけグラスワインを。

今日泊まるのは、甲府の市街地からローカル線で15分ほど行った先にあります。ワインを飲みつつ時刻を調べると、次の電車は30分ほどしたら出てしまう模様。

1本逃すと次の電車まで結構待ちそうなので、カフェでのワインを切り上げて、少しだけ早歩きで甲府駅へと戻りました。

紙のきっぷと身延線

これから乗るJR身延線。甲府駅の端っこから出発です。Suicaが使えないので、紙のきっぷを買っておきました。

2両編成のワンマン列車。昼下がりでそこそこ空いています。ボックス席に座れました。

身延線の電車は、数分遅れてお隣にやってきた特急電車が着くのを待って、少し遅れて出発。

最初は中央本線の広い線路に沿っていたのが、途中で右にカーブして、甲府の郊外に敷かれたまっすぐな線路を走っていきます。

甲府駅から5つ目、国母(こくぼ)駅で下車。久しぶりの紙のきっぷを運転手さんに渡します。

降りたのですが電車はなかなか発車しません。どうやら、運転士さんがSuica等で乗ってきた人の対応をしているようです。

ICカードが使えない身延線あるあるなのですが、ICカードが使えないのを知らずにICカードで乗ってくる人お客さんは結構います。そういう人の手続きは結構大変そう。

甲府昭和

さて、ここ国母駅から今日泊まるホテルまでは約1キロ。9月の暑い日の昼下がり、グーグルマップを頼りに歩いていきます。

線路をまたぎ、コンビニに寄って、住宅街の脇を流れる小川の横を歩き、中央自動車道をくぐって、ホテルに到着。

少し早めに来たので、お部屋のお掃除がまだ終わってないとのこと。

チェックインの手続きをしてから、少しホテルの玄関のあたりをふらつきながら待ちました。

4階のシングルルームに荷物を置いて、まずは1階の大浴場へ入ります。日帰り入浴をしている地元の人っぽいお客さんが結構来ていました。

お湯はなかなか熱くて、長くは入れません。それでもよく温まり。

夕方になってから、少しホテル近辺を散歩してみます。

郊外の景色ですが、向こうには山が並ぶ。そのうち1つが、あの富士山、というのが山梨県ですね。

中央自動車道をくぐって数分歩いた先に、地元スーパー「オギノ」があります。お店も駐車場も、だだっ広い。

今回は「県民割」を利用して泊まっているのですが、県民割では宿泊も割引になり、さらに、地元での買い物や飲食に使える2,000円分のクーポン券をもらえます。

ここオギノでクーポン券を使い、お惣菜とかおつまみを購入。

あとは部屋に戻って、夕食を食べてお風呂にまた入り。そうこうしていると、徐々に睡魔がやってきました。

2日目(甲府昭和温泉→甲府→八王子)

I'm lovin' it

目が覚めると、ビジネスホテルのシングルルームにいます。

窓の外は、頻繁に車が行き交う高速道路、そのの向こうに並ぶ山々が朝の霧で、もやっている。

エレベーターで1階に降りて、朝風呂へ。

朝はお風呂にいる人も少なく、空気がひんやりしているせいか、お湯の温度も入りやすく。

ちょっとだけ丈の短い浴衣から、着替えてチェックアウト。お世話になりました。

www.onsen-oh-yu.com

甲府盆地の9月は寒暖差が大きくて、昼は暑くて朝は寒いもの。

なので、朝は寒いのかなと思いつつも、半袖で来ました。でもこの日はそこまで寒くもなく、一安心。

さて少しだけお腹がすいています。今回は素泊まり。身延線の時間を調べたら、次の電車までは1時間ほどあるようです。

それならホテルで待ってれば良かった、と少し後悔しつつ、朝ごはんが食べられそうなお店を探すと、松屋の朝定食か、マクドナルドの朝マック、か。

朝マック好きなので、何度も食べた味ですが、マクドナルドへ。

この、何というか、非日常を目当てに来ているのに、やっていることは、日常のような。フィレオフィッシュセットをさらっと食べて、歩いて国母駅へ。

電車が来るまでは20分近くあったのに、駅のホームは結構な人が電車を待っていました。

さよなら動物園

やってきた2両編成の電車、座席は既に埋まっています。ドアの横に立ちつつ、ゆっくり流れる郊外の景色を見てから、甲府駅へと戻ってきました。

さて、後は何となくです。

甲府市内には「遊亀公園」という公園があり、小さな動物園があります。この動物園、2022年10月から4年間休園になるそう。リニューアルするとのことです。

動物園って普段は子供と行く感じではあるのですが、休園前に見てみようと、歩いてみることにしました。

いざ歩くと結構距離があります。古そうな甲州味噌のお店を見つけて、お土産に合わせ味噌を購入したりとかしつつ、疲れてきたころに遊亀公園に着きました。

休日の公園は家族連れなどで賑わっています。動物園も、休園前ということで無料開放していました。

人の流れに沿って動物たちや、昭和の匂いがするゲームコーナーを眺めて回り、公園の裏手にある神社にお参りをして、公園の外へ。

まだ9月で、歩いていると結構暑いものです。歩くのがちょっと嫌になり、見つけたバス停で少し待っていると、バスがやってきました。

バスは早いもので、あっという間に甲府駅の北口へ。

混んでいるかもなと思いつつ、有名なそば屋さんへ入ってみます。少し待って、入ることができました。とりもつセットを購入。

混んでいるのでさっと食べ終えて、次は食後のコーヒーをいただこうと思います。これまたよく知られたカフェが甲府の北口にあり、気になっていたのです。

アイスカフェラテを注文し、2階席でゴクリ。暑い日はアイスカフェラテですね。。

美味しかったので、お店のお兄さんにアイスカフェラテで使っている豆の種類を聞き、同じ豆を買って帰りました。

豆を買うと、ドリンク無料券がもらえました。旅で来たのですが、きっとまた甲府には行くだろうし、財布の中にしまっておくことにします。

今回の旅のまとめ

年に数回やっている、ささやかな甲府旅をまたやってきました。

甲府は本当に食べて飲んで温泉に入って、が楽しい町で。同じ店に行きたくなったり、新しい店に入ってみたくなったり。

観光するというか、町を好きなように歩いて、食べて飲んで、夜は温泉。それだけで十分満足、そんな感じの甲府旅です、毎回。

帰ってきて2週間ほどが経っていますが、また甲府に行きたいと思っている自分がいます。住んでみたらどんな町なのだろう・・・なんて。

今回行った場所

(今回の温泉旅で出かけた観光スポット、お店等のリンクを後日紹介予定です。)

さて、今度はどこへ行こうかな。