おそらく山梨県の温泉の中で最も有名だと思われる、石和温泉。
というものの個人的にはあまり縁がなく、学生時代に何人かで旅行で行ったことがある程度でした。
温泉宿探しをするとき石和温泉も候補にするのですが、お手軽にひとり泊できる宿があまりない印象だったのです。
そんな中で、石和温泉から少し離れたところに温泉の良さそうな宿を見つけたので、泊まってみることにした次第です。
旅の計画
首都圏から近い山梨県ということで、今回は往復を高速バスにしようと決めたのでした。急ぎの旅でもないですし。
新宿から甲府に向かう中央高速バスには2つルートがあって、うち片方が石和を経由します。往復で予約しておきました。
お昼は、石和温泉にあるそば屋さんを調べておきました。そばと山梨県の白ワインとの組み合わせが好きなのです。
また、石和温泉にはワイナリーが2件あります。以前も行ったことがありましたがあまり覚えていなかったので、もう一度行ってみようかなと。
宿は、石和温泉の温泉街から線路を挟んで反対側の「日の出温泉」です。
1日目(新宿→石和温泉)
新宿の高速バスターミナル「バスタ新宿」を午前中に出る高速バスで出発です。
バスは都心の車が多い一般道を走り、しばらくして首都高速に上がり、そのまま中央自動車道へと入っていきました。
このルートを週末に通るときは渋滞することが多いのですが、さいわいこの時はさほど混んでおらず、バスは順調に都内を抜け、山へ山へと入っていき。
いくつかのトンネルを抜けてから、勝沼インターで中央自動車道とお別れ。ブドウ畑が広がる広い道を走っていきます。
途中で右にそれて、笛吹川を渡った後で石和のバス停に到着です。自分含め、数人のお客さんが降ります。バス停の場所は駅から少し離れた交差点の近くでした。
地図を見ると、石和に2つあるワイナリーの片方「モンデ酒造」が近そうなので、歩いて向かってみることにしました。
大きな工場のようで、駐車場には観光バスが何台か止まっていました。中に入るとお客さんも多く来ています。
ワインの試飲ができる場所があったのですが、試飲できたのは主に甘口のワインでした。自分の好みは辛口ワインなのですが、甘口が好きという人も多いのでしょう。
次に、調べておいたそば屋さんへ。
甲州ワインと一緒にそばを注文します。
出てきた白のグラスワインは甘口でした。どうも今日は甘口ワインに縁がある日のようです。
お腹を満たしてから、温泉街を散歩しつつ石和温泉駅へ。
石和温泉駅には、ワインの有料試飲コーナーがあります。プラスチック製のワイングラスを受け取り、飲んでみたいワインを選んで試飲することできました。
甘口ワインが続いていたので、ここでは辛口ワインを試飲。
そうしてから、もう1つのワイナリー「マルスワイナリー」へ向かうことに。電車とすれ違いながら、線路沿いの道を歩いていきます。
マルスワイナリー、先ほどのモンデ酒造よりも人はまばらで静かでした。その分ゆっくり見学することができました。
ここも結構広い工場で、一連のワインを造る設備と、ワイン貯蔵庫を見学。試飲もできましたが、こちらも甘口がやや多めのラインナップでした。
石和温泉駅に戻りましたが、宿へのチェックインまではまだまだ時間があり。
駅前のお土産屋さんやイオンを見たりもしましたが、時間もあることですし、そうだ、電車に乗って甲府まで行ってみようと思ったのでした。
石和温泉から甲府駅までは普通電車で7~8分と近いのです。石和温泉駅を出て、酒折駅に止まって、その次は甲府。
甲府駅で買い物をしてから、また普通列車で石和温泉駅に戻ってきました。温泉街側の出口とは反対側に出て、歩いて今日の宿へ。
ブドウ畑沿いの細い道を抜けていきます。
看板を頼りに歩くこと数分、マンションの隣にある宿でした。
チェックインしてお部屋に上がり、荷物を整理していると、先ほど駅でもらったプラスチックのグラスの柄が折れてしまっていました。残念。
2日目(石和温泉→新宿)
2日目は少し早く帰る必要があったので、バスの予約をキャンセルして特急かいじで帰ることにしました。
今回の旅のまとめ
石和温泉郷、と言いつつ、温泉街からは少し離れた宿に泊まってみました。飲食店などにはあまり行けませんでしたが、その分温泉でのんびり、ができました。
石和には2件のワイナリーがあります。モンデ酒造とマルスワイナリー、ともに大きなワイナリーで、主に甘口のワインを試飲できるようになっていました。
ただ両社とも、辛口のワインも作っています。スーパー等でも売られていて、1000円台前半で買えるので、普段の食事と一緒にいただくにはちょうどいい感じです。
さて、今度はどこへ行こうかな。