温泉好きのお湯

ひとりふらり、静かな温泉旅のブログです。主な行き先は北関東・甲信越。今度はどこへ行こうかな。

高速バス「新宿-甲府線」に乗って、山梨県の温泉へ。

東京都内から山梨県の県庁所在地、甲府市にマイカー以外で行く場合、基本的にはJRの特急列車で行くか、高速バスで行くかの2択になると思います。

たいてい、乗り心地と所要時間はJRの勝ちで、値段の安さでは高速バスの勝ちですが、山梨県は東京都のお隣で比較的近く、所要時間の差も大きくありません。

なので、高速バスで行く、というのも良いものです。

今回はその高速バス「新宿‐甲府線」についてまとめてみました。

温泉のブログなので、この高速バスで行ける温泉についても書いていきます。

 

新宿-甲府線の概要

新宿‐甲府線はその名の通り、東京都の新宿(バスタ新宿)と山梨県の甲府(主に甲府駅)とを結んでいる高速バスです。

終点が甲府駅のバスが多いですが、その先の「竜王」や「甲府湯村温泉」まで行くバスも何本か設定されています。

京王バス富士急バス山梨交通の3社による共同運行です。

所要時間

バスタ新宿から甲府駅までの所要時間は、約2時間10分

バスのルートは2つあるのですが、いずれも所要時間は変わりません。

  1. 石和経由:勝沼、一宮、石和を経由して甲府駅に向かうルート
  2. 甲府南経由:甲府南インター経由で甲府駅に向かうルート

なお、1の石和経由の便の一部は「特急便」になっていて、高速道路上のバス停にはほとんど止まらないため、通常の便よりも10分ほど所要時間が短くなっています。

特急便だと、バスタ新宿から甲府駅までは1時間59分です。

(でも10分短縮のインパクトってどこまであるのだろう。。。と思ってしまいます)

運賃

主な区間の片道運賃(定価・窓口で購入の場合)は以下の通りです。

2つルートがありますが、甲府駅までの運賃はどちらのルートも同じ金額になっています。

  • バスタ新宿~勝沼:1,800円
  • バスタ新宿~石和:2,100円
  • バスタ新宿~甲府駅:2,200円

インターネット予約サイト「ハイウェイバスドットコム」で予約し、オンラインでクレジットカード決済をすると、上記の値段からさらに100円~200円安くなります。

www.highwaybus.com

トクワリきっぷ

上記の通り元々安いのですが、さらに「トクワリきっぷ」という割引きっぷが用意されています。

  • 平日限定。土日・祝日は使えません。
  • 2枚つづり。1名で往復、もしくは2人で片道、といった風に使えます。

主な区間の気になる(?)お値段ですが、

  • バスタ新宿~石和:3,100円。(1回あたり1,550円)
  • バスタ新宿~甲府駅:3,300円。(1回あたり1,650円)

となっています(窓口購入の値段です)。いずれも、定価より550円お得。

さらに、通常のきっぷ同様に、インターネットで購入するとさらに100円安くなります。

Web回数券

また、4回分使用でき、インターネットでしか購入できない回数券もあります。

こちらはトクワリきっぷと違って土日・祝日にも使えます。

主な区間の値段は以下の通りです。

  • バスタ新宿~石和:7,400円。(1回あたり1,850円)
  • バスタ新宿~甲府駅:7,700円。(1回あたり1,925円)

正直、こちらは少し割引は控えめです。。

本数

本数はおおむね30分に1本程度と多めです。

  • 石和経由:1日18往復。そのうち、特急便は6往復
  • 南甲府経由:1日6往復。特急便はありません

(従来は1日27往復の運行だったのですが、2020年8月時点では、一部の便が運休になっています。)

甲府駅に行くのであれば、どちらのルートでも所要時間・運賃は変わらないのでどちらに乗っても問題はありません。

ただ、勝沼のワイナリーや石和温泉に行く場合は「石和経由」のバスに乗る必要があります。

また、甲府駅から先に行く便、逆に言うと甲府駅が始発ではない便もいくつかあります。

そのうち、甲府駅から近い温泉「湯村温泉(甲府湯村温泉)」に向かうバスが、1日3往復設定されています。

夕方に温泉に着き、午前中に温泉を出るように設定されているので、まっすぐ甲府湯村温泉へ向かう場合は便利でしょう。

運賃も甲府駅までと変わりません。

 

乗り方

予約制なので、乗る前にインターネットの予約サイトや電話での予約が必要です。

もし予約をしていなくても、乗りたいバスに空席があれば乗れますが、空席がなかった場合は乗れないので、予約した方が良さそうな気がします。

が、結構予約なしで乗ってくる人を目にします。満席でも次の便がすぐ来るから、まあいいのかも知れませんね。

あとは、電話予約の人が多い印象。

電話予約の人は、バスに乗るときに電話番号と名前を運転手さんに伝えて、車内でお金を払っています。

ネットで予約してカードで決済したらほんのちょっと安くなるのになぁ、と思ってしまいます。大きなお世話でしょうか。。。 

 

新宿‐甲府線に乗ってみた

バスタ新宿~中央道甲斐大和

バスは新宿駅南口の大きなバスターミナル「バスタ新宿」から出発です。

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バスは西新宿の高層ビル街を抜けて初台から首都高速道路に入り、そのまま中央自動車道へと入っていきます。

高速道路は結構渋滞するので、1~2時間ほど遅れることもあります。お覚悟を。

最初は東京の郊外の中を走りますが、八王子を過ぎたあたりから上り坂になり、少しずつ山が迫ってきます。カーブもトンネルも増えてきます。

特急便は「中央道日野」バス停に止まる以外はノンストップで走り抜けますが、それ以外のバスは、こまめに途中のバス停に停車していきます。

そんな途中のバス停、乗り降りする人はいたりいなかったり。

また、高速バスでよくある「サービスエリアでの休憩」は、この新宿-甲府線にはありません。きっと走る距離が短いからでしょうね。

渋滞を抜けて(渋滞している前提で書いてしまいましたが・・・でも渋滞多し!)、大月インターを過ぎると、バスは長い笹子トンネルへ。

笹子トンネルを抜け、中央道甲斐大和バス停(特急便は通過)を通ると、勝沼インターが見えてきます。

ここからルートが「石和経由」と「甲府南経由」の2つに分かれます。

 

石和経由:勝沼~石和

まず「石和経由」のルートに沿って紹介していきましょう。

石和経由のバスは、ここ勝沼インターで中央道を降ります。

降りてすぐ「勝沼」バス停に停車。バス停から徒歩圏内に、甲州ワインを作るワイナリーがいくつもあります。

ワイナリーの多いエリアはJRの「勝沼ぶどう郷」駅から行くには少しだけ遠いので、ワイナリー巡りをしたいなら、JRよりバスのほうが若干ですが、便利です。

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広いバイパス道路をバスは走っていきます。窓から見えるのはブドウ畑。

そうしていると右手に大きな鳥居が見えてきて「一宮」バス停です。甲斐の国一宮「浅間神社」の最寄りです。

この辺は路線バスが少ないので、観光される場合はタクシーを利用した方がいいでしょうね。

自分が浅間神社に参拝したときは、がんばってJR山梨市駅まで歩きましたが、なかなか大変でした。

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バスはその後バイパス道路を降ります。

右に曲がって笛吹川を渡り、狭い道を石和へと向かいます。

そうして着いた石和バス停。割とここで降りる人も多いです。

石和温泉があるからか、バス停のそばには足湯があります。

石和バス停はJR石和温泉駅からは少しだけ離れていますが、温泉街はバス停からすぐ近くにあります。

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石和経由:石和~甲府駅

その後、バスは狭い道を西へと進んでいきます。

石和バス停の次は、山梨学院大学バス停。学生さんでしょうか? 若いお客さんがここで乗り降りすることがあります。JR酒折駅も、すぐ近く。

次は善光寺バス停。

身延線の線路をの前を通り、右に2回曲がって甲府の市街地へと入っていきます。

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中央三丁目バス停を過ぎると、最後は広い道に出て終点の甲府駅へと到着。

ご乗車お疲れさまでした。一部の便は、ここからから先、湯村温泉や竜王等へと向かいます。

湯村温泉のバス停は「甲府記念日ホテル」の中にあります。

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甲府南経由:中央道釈迦堂~甲府駅

一方、甲府南経由の便は勝沼インターで中央自動車道を降りずに、高速道路を走っていきます。

中央道釈迦堂バス停は、釈迦堂パーキングエリアの中。ここもワイナリーが近いです。

ぶどう畑が見える車窓をバスは走っていくと下り坂になり、目の前に甲府盆地が広がってきます。

中央道甲斐一宮、中央道御坂、中央道八代と、道路の脇にあるバス停にいくつか止まり、その次の中央道境川バス停は、境川パーキングエリアの中。

そのすぐ先にある甲府南インターで、バスは中央自動車道とお別れ。

インターの脇にも、中央道甲府南バス停があります。

一般道路に出たバスは笛吹川を渡り、広い道を北上し、甲府市街を目指します。

中道、南甲府警察署、伊勢一丁目・・・とバス停を通り、最後は道幅が広くなって、正面に甲府の駅ビルが見えてきます。

ロータリーに入り、甲府駅に到着です。ご乗車お疲れさまでした。

(石和経由と同じく、一部の便は甲府駅の先が終点です。)

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ライバル紹介:特急かいじ号

ライバル情報

そんな新宿-甲府線の公式(?)ライバルは、JRの特急「かいじ」号。 

www.onsen-oh-yu.com

新宿から甲府までの所要時間は1時間40分ほどと、バスより若干早いです。

バスは1台ですが、かいじ号は9両編成(例外あり)なので、座席の数が多く車内もゆったりしています。

もちろん渋滞とは無縁なので、遅れる確率はバスより低いです。

料金は新宿~甲府で約4,000円(指定席)とバスより高めなのですが、ネットで予約できる割引きっぷ「トクだ値」で予約すれば35%オフになり、3,000円を切ります。

かいじ号は新宿を出ると、三鷹、立川、八王子、大月、塩山、山梨市、石和温泉、甲府と停車していきます(覚えてしまった)。

季節によっては勝沼ぶどう郷駅にも停車します。

また、同じ区間を走る特急「あずさ」は、停車駅がより少ないので所要時間もやや短め。

どっちを取るか?

  • 大月、塩山、山梨市に行く場合:かいじ号のほうが駅から町が近いです。バスは市街地の南側を走り抜けていきます。
  • 勝沼のワイナリー巡りをする場合は「勝沼」バス停から歩いて行けるワイナリーが多数あります。JRの「勝沼ぶどう郷」駅からワイナリーへ行くには少し遠いのでタクシー利用が基本になりますし、そもそも、かいじ号が一部の季節を除いて停車しません。

今回はちょっとバス寄りの記事にしてみました。安くて便利な高速バスで温泉旅もいいと思います。

・・・とここまで書いてからバスに乗ると、渋滞にぶつかってしまい、かいじ号にすれば良かったなぁとバスの車内で後悔することも、割とあります。(苦笑)

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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