温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

7月某日静かな温泉旅 最後の全国旅行支援で、 栃木県・塩原温泉へ('23)

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久々に静かな温泉旅へと出かけてきました。

2023年はいろいろと余裕がなくて、なかなか出かけられない日々。。

そんな中、もう終了だと思っていた、国が旅行金額を補助してくれる「全国旅行支援」がまだ一部で利用できると知り、使いつつ出かけてみるか、というわけです。

旅の計画

2023年6月下旬の時点で、関東近郊の各県で「全国旅行支援」が利用できたのは、栃木県と群馬県。

5月に群馬県に出かけていたので、今回は栃木県で温泉宿を探してみます。

栃木県にもあちこちに温泉がありますが、予約サイトを見ていて、以前泊まったことのある塩原温泉の宿を予約しました。

次に、往復の新幹線をネットで予約。往復ともに、30%オフのお得なきっぷ「お先にトクだ値」が取れました。

1日目(東京→宇都宮→塩原温泉)

トクだった値…

平日の朝に家を出ます。天気は曇り。先に他の用事を済ませていたら、少し出発が遅くなってしまい。

移動しつつ調べていたら、東京駅までの電車の乗り継ぎも良くなく、予約していた新幹線に間に合わなさそう。。

ネットで予約したチケットレスのきっぷなので、スマホで1つ後の新幹線に変更します。

便利に変更できますが、直前の変更なので、格安のきっぷをキャンセルして定価で買い直す形。

それでも急いで東京駅へ向かっていると、どうやら変更前の新幹線に間に合いそうな気がしてきました。

結局、東京駅の改札口の目の前でもう一度スマホを見て、変更前の新幹線に再度予約変更を。もちろん定価。(指定席ではなく自由席にしました) 

少し悔しい気持ちで乗り込んだ東北新幹線「やまびこ」は、東京駅を出た時点では空いていましたが、大宮駅から割と乗ってきて、4割くらいの乗車率に。

曇り空で、晴れていれば窓の向こうに筑波山がうっすら見えるのですが、今日は見えない日。

今日の「やまびこ」は大宮駅の次が宇都宮駅で、大宮から20分そこそこで着いてしまいます。うたた寝しているひまもなく、宇都宮。

アキュム君

宇都宮からは、宇都宮線の電車に乗ります。乗り換え時間で駅ビルに行き、夜のお酒やおつまみを少しばかり購入。

改札をくぐってホームに降りると、2両編成の電車が止まっています。行き先が少し違うのですが、興味本位で乗ってみることにしました。

この電車の行き先は「烏山(からすやま)」。

途中でローカル線の烏山線に入っていく電車で、電池を充電して電気で走る、ちょっと珍しい電車「ACUM(アキュム)」です。

烏山線は電化されていないので普通の電車は走れませんが、この電車は充電された電気で走れるので、というわけで。

まあ、乗ってみれば乗り心地はいたって普通の電車ですし、乗った区間は2つお隣の宝積寺(ほうしゃくじ)駅まで、数分だったのですが。

宝積寺駅で降りて烏山線に向かうアキュム君を見送ってから、後からやってきた宇都宮線の黒磯行きに乗ります。電車が新しくなっていました。

宝積寺駅から6つ目の、西那須野駅で降ります。塩原温泉へ向かうバスは、ここ西那須野駅で乗り換えです。

(新幹線だったら、そのお隣の那須塩原駅で乗り換えです)

塩原へ

バスの時間までは30分ほど時間があったので、ネットで調べて見つけたきれいなカフェに入ってみました。那須のあたりは、カフェの多い印象です。

おそらく古い建物をリノベーションしたと思われるカフェは2階建て。誰もいない2階席で少しの間、ゆっくりカフェオレをいただきました。

雨が降ってきたので、横着して傘をささずに急いでバス停に戻って、塩原温泉行きのJRバスに乗ります。運転手さんが交代してから、出発。

バスの運転は丁寧で、降りるお客さんにも声をかけていて感じが良く。他の会社に比べて、JRバスは割とそんな印象。

バスはだだっ広い那須野が原を抜け、塩原に向かい坂を登っていきます。途中から箒川に沿って、くねくねと狭い道を走り、徐々に塩原の温泉街へ。

今日の宿は途中のバス停のすぐそばにあり、降りてすぐにチェックインしました。

久しぶりの温泉宿。広い畳の部屋に布団が敷いてあって、こういうシチュエーションがとても幸せです。

早速温泉に入ると、15時なのにお風呂には何人かお客さんが入っています。次の日から連休なので、今日はお客さんの多い日のよう。

温泉街散歩

上がってから布団で横になり、夕方までうだうだして、散歩に行きます。

まずは温泉街にある古そうなお寺、妙雲寺(みょううんじ)へ。鎌倉時代から続く歴史の長い禅寺のようです。

雰囲気のある山門をくぐって本堂へ。お寺はしんとしていて、厳かで・・・何だか自分が落ち着いた人に変わってしまったような不思議。

さて、落ち着いた気持ちと一緒に、もう少しばかり温泉街を歩いてみます。

塩原には、源三窟(げんさんくつ)という鍾乳洞があります。今回の旅で行ってみようと思っていまして。

観光案内所で源三窟について聞いてみると、夕方なのでそろそろ営業終了になるそう。明日出直してみようと思い、宿へ戻りました。もう少しで夕食です。

地酒/地ワイン

久しぶりにいただく温泉宿の夕食は何だか幸せで、何種類もあった栃木県の地酒もどれも美味しくて、でした。久しぶり感のパワーですね。

部屋に戻って少しぼんやり過ごしてから、宿の向かいにあるカフェが夜営業をしていると分かり、行ってみることに。

那須塩原産のワインがあるというので注文してみます。

お店のご主人でしょうか、お話を聞いてみると、塩原のお隣にある板室温泉(いたむろおんせん) のあたりで栽培されたぶどうで、地元の道の駅で作ったワインだそうです。

ソーヴィニヨンブラン、と書かれていました。好きな品種。

(後で調べたところ「イタムローニュ」というワインのようです)

板室温泉も好きな温泉地ですが、ここ何年かで宿の数も少なくなってしまい、少しご無沙汰になってしまっています。

逆に、宿も多くて予約の取りやすい塩原温泉に行く機会が増えているような。

そう言えばお店の中には、塩原温泉のキャラクター「温泉むすめ」がたくさんいます。塩原八弥(やや)、というそうで。

近くに置いてあった「温泉むすめ」の本を手に取ってみました。本によると、温泉むすめをきっかけに、塩原温泉を好きになった人が多くいるそうです。

地方の温泉街って、寂れていく傾向のところが多いのですけど、こうして人を呼んでいければ、続いていくのでしょうね。ほろ酔いでそんなことを思いました。

あとは宿に戻って寝るだけです。ごちそうさまでした、おやすみなさい。

2日目(塩原温泉→宇都宮→東京)

ゲンサンクツ

朝目を覚ますと、空は結構明るくなっている気がして時計を見たら、6時過ぎ。

昨日から温泉旅に来ているのを思い出し、それから、朝風呂が混んでいたら嫌だなと思って、早めに朝風呂に。

こじんまりした朝風呂は空いていて、ちょっと得した気分。

お風呂から上がって部屋でもう少しうだうだ過ごしてから、着替えて朝食会場へ。

温泉宿の朝食はいつも美味しくて、ついついごはんが進みます。湯豆腐の中に水餃子が入っていました。湯豆腐なのか、水餃子なのか。

食後のコーヒーも用意されていて、部屋でゆっくりいただいてから、10時前にチェックアウト。お世話になりました。

www.onsen-oh-yu.com

外は小雨。塩原温泉は山の中だからでしょうか、麓のような嫌な暑さはなく。まあ、少し蒸しますが。

人のまばらな温泉街をまっすぐ歩いて行きます。昨日行けなかった「源三窟」を目指します。

やめてしまったのか、それとも定休日なのか分からないお店が並ぶ、そんな塩原の温泉街ですが、時折営業中のお店もちらほら。

やがて箒川が近づいてきます。雨ですが、細長い釣竿を垂らしている人も。

左手に源三窟の入り口が見えてきました。

100段ほどの階段を登っていき、受付でお金を払います。ホームページにある割引券のページをスマホで見せると50円引きになりました。

狭い穴に入り、急な坂を降りていきます。とにかく頭上注意。

源三窟はかつて、源平合戦後に身を追われる立場になった源義経(みなもとのよしつね)の家来が潜んだという鍾乳洞です。

お隣の日光市には平家の落人が住んだという湯西川温泉もあり、この辺は隠れ済んだ武士が多いのでしょうか。

さて、源三窟の中には落ち武者の人形がいて、何やら話をしています。

それなりに涼しい穴の中を進んでいくと登り階段になり、あがったところに武具資料館がありました。ここも見学できます。

本物の鎧兜、太刀、火縄銃、戊辰戦争で使われたという大砲など、源三窟の時代より後のものメインでしたが、小さな部屋に本物が並んでいました。

諦めて、その1

ひととおり見学してまた雨の温泉街を歩き、塩原温泉のバスターミナルに戻ってきました。ちょうど良く、10分ほどで帰りのJRバスがやってきます。

バスは昨日来た道を下り、西那須野駅へと戻ってきました。西那須野駅での電車の接続も結構良くて、さほど待たずに宇都宮行きの電車に乗れました。

そうして戻ってきた宇都宮。

帰りの新幹線まで3時間ほどあるので、今日はバスに乗って「大谷資料館(おおやしりょうかん)」へと行ってみるつもりです。

宇都宮は石(大谷石)の産地で、かつて石を掘っていた場所を整備した博物館だそう。

中は涼しく、夏でも10度ほどということで、上着を持参くださいとホームページで見たので、しっかり上着もリュックに入れてきました。

宇都宮までの電車の中でホームページを見ていたら、往復のバス代と大谷資料館の入館券とがセットになったお得なきっぷが売られているそうです。

それを買って、いざバス停へ。

案内を見ると、大谷資料館に行けるバスはしばらく来なそうなので、途中まで行くバスがやってきたのを見て、乗り込みます。冷房が涼しい。。

バスはJRの宇都宮駅を背にして、宇都宮の市街地をゆっくり走ります。車が多く、信号も多いので、なかなかスムーズに進みません。。

このまま大谷資料館へ行って帰ってきたら、帰りの新幹線には間に合わなそう。。。

バスは渋滞する市街地を何とか抜け、高校野球でよく名前を聞く作新学院の前を通り過ぎます。

この辺で大谷資料館を諦めて、バスを降りることにしました。無念。。

諦めて、その2

反対側のバス停で、宇都宮駅に戻るバスの時間を調べていたら、バスが走り去っていきました。止まってくれたっていいのに。。

それでもバスの本数は多くて、すぐやって来た次のバスに乗ってまた市街地に戻ってきました。街の中心部でまたバスを降ります。

宇都宮と言えば、宇都宮餃子が名物で、市内には多くのお店があります。

そんな複数のお店の餃子を一度に食べられる「来らっせ」という施設があり、そこでお昼を、と思ったら・・・凄い人。。。

LINEで整理券を発行できるそうで、早速やってみたところ、60組待ちとのこと・・・諦めましょう、そうしましょう・・・

悲しさと空腹と一緒に、またバス停に戻って、冷房の効いたバスに乗って、JRの宇都宮駅へ。。

駅ビルにも餃子屋さんがいくつかあり、待ち行列ができているお店もありましたが、すぐ入れるお店もあって、そのうち2店で、はしご餃子。ごちそうさまです。

最後は不完全燃焼でしたが、新幹線の改札をくぐってホームに上がります。

ホームの窓からは、8月に開通予定の路面電車「宇都宮ライトレール」の線路が見えました。これも今度乗ってみよう。。

今回の旅のまとめ

もう終了したと思っていた「全国旅行支援」がまだ使えたので、という理由で栃木県へ静かな温泉旅をしてきました。

全国旅行支援で出かけているのに、出かけた先は人が多くて、そのギャップと言うか、時代が変わってきている感じがします。(たぶん「戻った」ではなく。)

塩原温泉は首都圏からのアクセスが良い割に山の中にあるので、塩原に行くと、旅をしているな、、という気分にさせてくれます。

ひとりで泊まれる宿も結構多くて、静かな温泉旅をする人的には結構相性の良いところ。

温泉街の規模の割には静かなところ。廃業したお店や宿もあって少し寂れた部分もありますが、元気に営業しているお店も多く、活気も感じられます。

さて、塩原温泉へのアクセスルートはいくつかあります。

  1. 宇都宮経由。途中下車して餃子とか宇都宮観光もできる。
  2. 那須塩原経由。首都圏から新幹線で行くならおそらく最速。
  3. 鬼怒川温泉経由。鬼怒川近辺の温泉と、はしご湯もできて面白そう。

今回は1のルートで宇都宮経由で行きました。

いつも、短い乗り換え時間で宇都宮餃子をさっと食べて次の電車に乗るだけなので、今回は少し時間を取って宇都宮観光を、と思っていました。

それで、大谷資料館を目指してみようと思っていたのです。ですが、宇都宮市街の中心部が結構渋滞するのを忘れていて。。

しかも大谷資料館は結構遠いのですね。。もう少し時間を取る必要がありました。反省。

時間切れでアウト、というシチュエーション、最近テレビの旅番組でもよく見かける気がします。

宇都宮はカクテルの街でもあり、夜にちょっとお酒を飲むのも楽しそう。

そういう意味では、一度宇都宮で1泊してゆっくり時間を取った方がいいのかも知れません。

宿題があったほうが、また旅に出たくなるので、帰ってきた今となっては、まあいいか、なのですが。

さて、今度はどこへ行こうかな。