お酒の中でもワインが好きなんです、というと気取った感じに聞こえてしまうかもしれませんが、海外のワインは全く詳しくなくて、国産のぶどうで作られたメイドインジャパンのワイン、要は「日本ワイン」が好きなのです。
なので、ワインではなくて葡萄酒、と言った方が響き的にしっくりくるかも。まあ、このページでは、ワイン、でいきます。
日本ワインの産地は全国あちこちにありますが、今回はその中でも最も生産量が多く、かつ自分の好みのワインが多くある山梨県をメインに、温泉旅におけるワインのことを書いてみます。
このページを書いている今はシラフですが。
電車旅のお供に、ちいさな日本ワインを。
温泉に行くときの交通手段は、基本的にはJRが多いです(金欠の時は、高速バスになりますが)。
首都圏在住なので、電車に乗る駅はJR東日本エリアなのですが、駅の売店「キオスク」や、駅のコンビニ「NewDays」には、かなりの確率で日本ワインが売られています。
電車の中で飲む想定ということでしょうか、ミニサイズのワインです。
プレミアム缶ワイン
ワインと言えばガラスの瓶に入っているのが普通ですが、駅で売られているワインは、缶入りです。
プラスチックのコップがついているので、缶から注いでワイン気分を楽しむことができます。缶なので、コルク抜きは不要です。
容量は300ccで、お値段は500円ほど。ビールや日本酒に比べたら割高なので、売れ行き的にも苦戦しているのか、売り場の端っこにあったり、常温で売られていたりします。
赤ワインはいいのですが、白ワインだと冷えていてほしいのですけど。
500円也、と聞くと割高感があるのかもしれませんが、フルボトル(720~750cc)の日本ワインが一番安くても1,200円程度することを考えれば、値段相応だと思います。
この白ワイン、駅弁のお供に結構合うのです。
山梨県の白ワインは日本酒感覚で飲めるので、鳥めしや海産物系のお弁当とも合います。牛肉系のお弁当であれば、赤ワインでも良いと思います。
駅で買える缶ワインは2種類あります。勝沼の「大和葡萄酒」が作っているワインと、石和の「モンデ酒造」が作っているワイン。
駅では以前はモンデ酒造のをよく目にしましたが、最近は大和葡萄酒のワインを目にすることの方が多いです。
↑は大和葡萄酒のワインです。駅弁が安かった!笑
カップワイン
日本酒でもカップ酒がありますが、そのワイン版です。
缶ワインよりは見かける機会は少ないですが、山梨県を通る中央本線の沿線であれば、高確率で出会えます。山手線内や北関東でも売られているようです。
よく売られているのは紙コップのワインで、アルミのふたがしてあります。缶のワインとは違って、そのまま口を付けて飲みます。
山梨県内では、ガラス瓶のカップワインも売られています。
紙コップのワインは、勝沼の「蒼龍葡萄酒」が、ガラスのカップワインは、同じく勝沼の「まるき葡萄酒」が作っています。
赤より白がおすすめかも?
これらのワインは、その多くが白ワインも赤ワインも山梨県産のぶどうを使って作られていますが、赤ワインの中には、輸入果汁とブレンドされたものもあります。
できればメイドインジャパンのワインを飲みたいので、個人的には白を買うことが多いかな。
追記:駅で買う信州ワイン
さて、特急あずさに乗って山梨県を通り過ぎ、お隣の長野県に入ると、行った先の駅でちいさな信州ワインを買うことができます。
小さなカップワインもありますし、コップ付きのミニボトルのワインも。
その多くが、塩尻市のワイナリーで作られています。「井筒ワイン」「信濃ワイン」「五一わいん」等々。
塩尻のワインは甘口ワインも多く、特に白はすっきりとした甘口タイプが多いです。おやきと一緒にいただいたりします。
宿でも日本ワインを。
電車を降りたら、夕食後のお酒タイムで飲むワインを買って、宿へ向かいます。宿で食事するなら、夕食のお供に日本ワインを注文してもいいですね。
ただ、宿の日本ワインは甘口だったり、輸入果汁で作られた日本ワインが多かったりですが。。
まあ、とりあえずワインを買うとしましょう。例えば甲府駅であれば、駅前のあちこちで日本ワインが買えます。
いざ買おうとして迷うのは、以下の2点かと思います。
フルボトルか、ハーフボトルか。
旅先で、地酒ならぬ地ワインが売られていると、ついつい欲しくなります。
とはいえ、フルボトルだと720ccか750ccと、ひとりで飲むのは厳しい量。。
ハーフボトルであればその半分なので、旅先でちょっと飲む程度にはいいのですが、ハーフボトルは種類が少ないのがネックですね。
コルク栓か、スクリューキャップか。
多くのワインはコルクで栓がされているので、栓抜きが必要です。
もし旅先で飲むのであれば必要なものなのですが、持っていくのを忘れてしまうことが多いです。
そこで旅先のコンビニで買ったりするのですが、何度も忘れるあまり、家にはちょっと使っただけの栓抜きが複数・・・
また、コルク栓だと一度開けてしまうと持ち運びが難しくなるので、旅先ではコルク栓のワインは買わないようにするか、お土産用にしています。
使いまわせる栓もあるのですが、いつも持っていくのを忘れてしまう。
一方で「スクリューキャップ」というのがあります。
要は日本酒等と同じで、金属の栓を手で回して開けられる、というものですが、最近はワインでもスクリューキャップが増えてきました。
コルクの原料(コルクガシの木)が貴重になってきた、というのと、スクリューキャップでも品質維持上問題ない、と考えるワイナリーが増えてきたのが理由のようです。
栓抜き不要で、しかも途中でも栓ができて持ち運びもできるので、スクリューキャップはありがたいですね。もっと増えればいいのにな、と思います。
まとめてみます。
- 山梨県(もしくは長野県)までの電車旅のお供には、駅の売店で缶やカップ等のワインを買って、お弁当と一緒にどうぞ。どちらかと言えば白がおすすめ。
- 駅に着いたら日本ワインを買って宿に向かいましょう。スクリューキャップのワインがいいでしょう。飲めない方は、ハーフボトルでも十分です。
最後に、ここに書いたことを1度の温泉旅で"全て"実践するのは、ここまで書いておきながらおすすめしません!
何故って、電車の中で飲んで、夕食で飲んで、寝る前に飲んで、飲みすぎではないですか。お酒は楽しくほどほどに。
まあ、山梨旅行の帰りはいつも「飲みすぎたなぁ」という気持ちなのですが。
さて、今度はどこへ行こうかな。