さて、今日も温泉宿に泊まりに来ました。
チェックインのときに宿帳に名前や住所を書いてから、宿の方についていってお部屋に向かうことになります。
たいてい、お風呂は玄関からお部屋までの途中にあるので、宿の方から「ここがお風呂です」と案内されるわけですよね。
その時よく、こんなことを言われます。
「うちのお風呂は24時間入れますから、どうぞゆっくり入ってください。」
おお、それは良かった、と嬉しい気持ちになりますね。
でも本当にそうなのでしょうか。
今回は何だか揚げ足取りのようでもありますが、そんなことを書いてみます。
「24時間入れます」
そう、自称「24時間入れるお風呂」でも、実際は24時間いつでも入れるわけではありません。
- 午前中にお湯を抜いてお風呂を掃除する。
- 掃除したらお湯をためる。
という、お風呂に入れない時間帯が存在するわけですね。
まあもちろん、泊まる人はチェックインからチェックアウトまでしか宿にいないので、泊まっている間はいつもお風呂に入れる、ということであればいいのですけど。
だったら「夜通しお風呂に入れますよ」なんですけどね、本来は。
どうして「24時間入れます」という言い方をするのか不思議ではあります。
「夜は入れません」
それでも、夜通しお風呂に入れるのは嬉しいところです。
夜中にふと目が覚めて、温泉に入りたくなり、真夜中の誰もいない静かなお風呂でのんびり・・・という経験をした方も多いのではないでしょうか。
逆に、深夜はお風呂に入れません、という宿もあります。「お風呂は夜は22時まで、朝は7時からです」という風に。
これにはいくつか理由があります。
- 深夜はボイラーを切る。源泉の温度がぬるいので、加温している場合。入りに来る人の少ない深夜はボイラーを切るので、入れない。
- 深夜は宿の方のお風呂タイムになっている。
- 深夜に掃除やメンテナンス等をする。
ざっとそんな感じの理由になるようです。
中には、22時でボイラーを切るのでそれ以降はぬるいですが、それでも良ければどうぞ、という宿もあります。逆にぬるいお湯が好きな人にはいいですね。
そんなこんなで
「うちのお風呂は24時間入れますよ」というのは本当はちょっと違っていて、実際は入れなくなる時間帯があるのでした。
まあもちろん「いやいや24時間じゃないでしょう、掃除の時間があるじゃないですか」だなんて野暮なことは言わないのですが。
24時間ではなくても、夜通しお風呂に入れるのは嬉しいところです。できれば事前に、お風呂の営業時間を知っておきたいですね。
ただ、予約サイト等のネット情報に、その宿が夜通しお風呂に入れるかどうかの記載がないこともあります。
何だか久しぶりに、温泉宿あるある的なことを書いてみました。以前は結構こういうのを頻繁に書いていた気がします。
さて、今度はどこへ行こうかな。