温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

梅ヶ島温泉 梅の家旅館にひとり泊('19)

※このページにはプロモーションが含まれています。

※2021年4月現在、日帰り入浴施設として営業しています。このページは旅館だった時の宿泊記録になります。

静岡県の温泉と言えば、熱海温泉や伊豆の温泉のイメージです。

ですが、探せば他にも温泉はあるようでして、静岡県在住のFrostmoonさんのツイートで梅ヶ島温泉なる温泉を知り、ちょっと調べて行ってみたくなりました。

しかもここ梅ヶ島温泉は、近年「国民保養温泉地」になったというではないですか。国民保養温泉はいいところが多いので、期待が高まり。 

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いくつかの宿がじゃらんnetで予約可能になっていまして、ひとりでも泊まれる模様。ハイシーズンでも空室があるようだったので、予約して出かけてみました。

(2019年8月宿泊)

建物と部屋

梅ヶ島温泉は静岡市の山奥。「オクシズ」と呼ばれる地域です。あと少し北に向かえば山梨県、という県境に近いところで、標高は約1,000メートル。

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安倍川の上流に沿って建っている宿と、高台にある宿とがあり、今回泊まった梅の家旅館は後者の、高台の方でした。

終点のバス停を降りてすぐのところに宿があります。1階は玄関と駐車場のみで、階段を上って3階の部屋に案内されました。

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お茶を入れていただき、一息。

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今回のお部屋は少し小さく7.5畳。トイレもついていないシンプルなお部屋です。

お値段の安いプランにしたのでそうなったのですが、通常のお部屋はもう少し広く、トイレも付いているようです。

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窓の外からは安倍川の流れる音が聞こえました。

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荷物を置いて、さっそくお風呂に入ってみましょう。

温泉と風呂

玄関の上の階に男女別の内風呂があります。

脱衣所もお部屋もこじんまりしていますが、部屋数の少ない宿なので混雑することはありませんでした。

源泉の温度は40度未満とさほど高くないようなのですが、宿のお風呂は加温されているようでした。中央から湧いてくるお湯に触れると、確かに人肌くらいの温度。

泉質は硫黄泉ということで、いわゆるタマゴ臭がほんのり漂ってきます。お湯の感じが、山の向こうにある山梨県の下部温泉に似ています。

そう、ここ梅ヶ島温泉は静岡県の山奥で、もう少し行けば山梨県の身延町があるのですね。そしてここ梅ヶ島温泉も、武田信玄の隠し湯といわれています。

お湯の中を、白い湯の花が漂っています。アルカリ性のお湯なのでしょう、とろみがあって、これはいいお湯・・・

そんなお風呂から上がるとかなり暖まります。なかなか汗がひきませんでした。

お風呂は夜22時から朝6時ころまでは入れないようです。もしかしたらその間はボイラーを切って加温しないのかもしれません。

夏の暑い時期の宿泊だったので、加温されていないぬるいお湯にも入ってみたかったなと、ちょっと思った次第です。

食事

2食ともお部屋でいただきました。

夕食

宿の方がお盆で一度に持ってきました。

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山菜や、天然物の大きなイワナの塩焼きが出てきました。お刺身は鹿刺し。

いつものように冷酒も注文。「梅ヶ島」のラベルがあり、見てみると静岡県の富士宮市の「富士錦酒造」のお酒でした。

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食後に宿の方に来ていただき、片付けの後でお布団を敷いてもらいます。

たいていの宿では内線の電話をかけて食後に片付けに来てもらうのですが、このお部屋には電話がありませんでした。

朝食

朝食はこちらです。静岡県らしく、わさび漬けが出てきました。

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個人的感想

山奥の素朴な宿です。

一番お値段が安い小さめのお部屋だったので、部屋の設備はシンプルでしたが、他のお部屋は見ていないのでちょっと分かりません。

ただ、1名で泊まれるのと、2食ともにお部屋でいただけるのはありがたいです。天然物の大きなイワナや山菜、鹿刺しなど、山の食材も出てきました。

温泉がとても良くて、とろみ、湯の花、香り、湯上り後の温かさ・・・いい温泉に入れたなと思います。

梅ヶ島温泉自体かなりの山奥にあり、何件かの宿と1件のお店のみがある静かなところですが、山奥で静かに過ごすのはやはり落ち着いて良いですね。

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アクセス

JR東海道新幹線・東海道線「静岡」駅から静鉄バス(しずてつジャストライン)安倍線の梅ヶ島温泉行きに乗り、終点「梅ヶ島温泉」バス停下車すぐ。

バス自体はJR静岡駅からすぐ近くにある「新静岡バスターミナル」から出発し、静岡駅に立ち寄って、梅ヶ島温泉を目指します。

静岡駅からは約2時間のバス旅で、梅ヶ島温泉に行くバスは1日5本と少ないので、バスで行かれる場合は、しずてつジャストラインのサイトで時間等ご確認を。

バスはSuica等の交通系ICカードも利用可能です。

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関連リンク

この宿が出てくる旅行記

www.onsen-oh-yu.com

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さて、今度はどこへ行こうかな。