夏休みの家族旅行で、岐阜県の平湯温泉に1泊してきました。
大まかな行程は自分が考えましたが、宿は妻が選びました。口コミの良さが決め手だった模様。
当日は高山からレンタカーで山道を登り、奥飛騨クマ牧場で子熊を眺めてから平湯温泉に向かいました。猛暑の時期でしたが、涼しい平湯温泉です。
建物と部屋
平田館は、平湯温泉バスターミナルからすぐの場所で、玄関はバスの通る道の裏側の細い道の前にありました。
宿の裏手にある駐車場に車を止めて、回りこんでチェックインします。
お部屋の鍵を2つ受け取ります。鍵が2つあるというのは何かと便利ですね。
さて、エレベータを登り3階のお部屋へ。
建物は4階建てですが、ちょっと不思議な構造になっています。同じフロアの間を移動するのにも、階段での上り下りが要るところもありました。
では、お部屋に入ります。
お部屋は8畳と10畳のお部屋があるようですが、今回は家族4人で泊まったので10畳の少し広いお部屋にしました。
このほかに特別室として、お部屋で温泉に入れるお部屋もあるようです。
今回の10畳のお部屋は、バス(沸かし湯)、トイレ、洗面所がついています。
お茶請けは、地元のお菓子、とちの実せんべい。個人的に好物です。
温泉と風呂
お風呂は、2階から階段をくだったところにあります。
男女別の内風呂と貸切風呂とが並んでいます。内風呂は男女の入れ替えはありませんが、レイアウトを見る限り同じような造りになっているようでした。
内風呂は檜風呂。ガラス張りで解放感があります。その向こうに露天風呂もあります。
源泉の温度は約60度とかなり熱いようですが、宿の内湯は適温になっていました。
無色透明のかけ流し。「湯上の湯」という古くからある源泉のようです。この平田館は「湯上の湯」に入れる、数少ない宿のようです。
脱衣所にはウォーターサーバーがあり、湯上りに飛騨のお水をいただけます。
貸切風呂は男湯のお隣にあります。信楽焼の赤い湯舟は2人くらいで一杯になりそうな大きさ。入るとお湯があふれていきます。
こちらは予約不要かつ、無料で入れます。内側から鍵をかけられるようになっていました。
宿のお風呂は朝8時半まで入れます。朝食の後に入る時間がなかったので、宿の玄関の目の前にある足湯にも入ってきました。
宿のお風呂と足湯とは源泉が異なるそうです。足湯は少し茶色く濁っていて、軽く硫黄泉の香りがしました。
食事
2階にある大広間でいただきます。畳の広間にテーブル席が用意されていました。手を消毒して入ります。
夕食
まずは飲み物を注文。日本酒も飛騨の地酒が何種類かあります。飲み比べセットもありました。今回は冷酒を2種類注文してみました。
お造りは、飛騨サーモンと川フグ。
飛騨牛の陶板焼きもあります。A5ランクのお肉ということで、お品書きには個体番号も書かれていました。
今回は子供が2人いて、どちらにも食事をつけていました。
未就学児のお食事は、一部のお料理は大人と同じですが、お子様ランチ風のプレートにミートボールとプッチンプリンが載っていました。
小学生のお食事はほぼ大人と同じで、若干品数が少なめになっています。
未就学児のお食事も小学生のお食事も、しっかりA5ランクの飛騨牛ステーキはついていました。
さて、いただきます。
温かいものが順番に運ばれてきます。焼き魚は鱒の塩焼き、お味噌汁は飛騨豚の豚汁。お米は飛騨のコシヒカリで、ちりめん山椒と一緒に。
デザートはスイカが出てきます。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。
食事の後お部屋に戻ると、お布団が敷かれていました。
ちょうど近くの神社で夜に夏祭りがあると教えていただき、食後に歩いて向かいました。
朝食
朝も夕食と同じテーブルでいただきます。
子供の食事は大人とほぼ同じ。
飛騨名物の朴葉味噌焼きがあります。
宿のご主人が集めた自家製のはちみつが名物とのことで、はちみつもあります。クロワッサンを軽くあぶって、はちみつをかけていただきます。
もちろんお米のごはん、お味噌汁、お漬物と言った朝の和食メニューもあります。
飛騨牛の牛すじが入った薬膳カレーも出てきます。これも宿の名物で、朝からカレーライスもいただくことができました。
個人的感想
わけあって急いで予約した宿だったのですが、とても良かったです。
飛騨にきたら、飛騨ならではの美味しい食べ物を食べたいですし、温泉も良く温まる、いいお湯でした。
今回は子連れで泊まりましたが、自分たち以外にも、子連れで宿泊されている方が結構いました。夏休みシーズンだったから、というのもあるかもしれません。
また、普段の自分と同じく、一人で宿泊されている方もいたので、ひとり泊もできるようです。
アクセス
平湯バスターミナルから徒歩2分。
バスターミナルまでは、松本バスターミナルからアルピコバス・濃飛バス「高山濃飛バスセンター」行きバスで1時間40分。
高山濃飛バスセンターから「松本バスセンター」「新穂高ロープウェイ」行きバスで約1時間。
松本バスターミナル、高山濃飛バスセンターともに、JRの駅からすぐの場所にあります。
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。