夏になり、ようやく少しずつ落ち着いてきたので、1日オフをもらって首都圏から近い温泉に1泊してきました。
旅の計画
あまり移動に時間をかけたくないので、比較的近い場所を選びました。
何度か泊まったことのある、静岡県の伊豆長岡温泉に空室のある宿がいくつかあって、その中でも、前から泊まってみたかった宿を予約します。
あとは、次の日の午後に熱海を出る特急「踊り子」のチケットレス特急券が安く予約できたので、それも予約しておきました。
1日目(品川→三島→伊豆長岡)
Beef & Beer
都内から電車を乗り継いで、東海道新幹線に乗ります。
駅の券売機で三島までの自由席特急券を買って、数分後にやってきたこだま号に乗車。
早く出られたので、空はまだ明るく。ぼけっとしているともう多摩川を渡って神奈川県に入っていました。
新横浜駅に到着。そう言えば、車内放送のチャイムの音が変わっていました。
こだま号と言ってもさすがの東海道新幹線で、三島までは一時間で到着です。あっというまに静岡県までやってきました。
南口の改札を抜けて、三嶋大社の方へ歩いて行きます。お参りは明日にすることにして、途中にあるクラフトビールのお店へ。
ちょうど開店時間の直前で、入口の前でたたずんでいると、中から店員さんが出てきました。
待ち構えていたみたいでちょっと気まずいな、と思いつつ「何時からですか?」と一応聞いて、入れるのを確認してから中に入れてもらいます。
カウンター席へ。このお店は昨年にも行っていますが、スマホで注文できるように変わっていました。
たくさんある生のクラフトビールの中から、店員さんにおすすめされた1杯と、お店名物のハンバーガー、あとはサラダを注文。
地元の牛肉「あしたか牛」のハンバーガー、肉汁が凄い! チェックインの時間もあるので短時間でしたが、束の間の幸せでした。
焼鳥と地酒
さて、伊豆長岡温泉へは、ここ三島から伊豆箱根鉄道、通称「いずっぱこ」の電車に乗ります。
いわゆる帰宅ラッシュの時間なので、出発する頃には車内はそこそこお客さんが乗ってきましたが、それでも首都圏に比べれば空いています。
いずっぱこ電車に15分ほど乗って、伊豆長岡駅へ。やあ、また来たよ。
ここから宿までは1キロほどで、宿の目の前に止まるバスもすぐ出るところでしたが、歩いても15分、と宿のホームページに書かれていたので、今回は歩くことに。
首都圏に比べて、ほんの少し涼しい気がする伊豆です。
夕暮れ時の狩野川を渡り、おもむろに伊豆長岡の温泉街へと入っていきます。
温泉街といっても、駅から近いほう(古奈温泉)は、ぱっと見は住宅地で、その中に宿がちらほらある感じ。なのであまり温泉街っぽさはありません。
源氏山を挟んだ反対側のほう(長岡温泉)は、少し温泉街の雰囲気があります。
今回は駅に近いほうにある、古奈温泉の宿にチェックイン。
お部屋に荷物を置いてひと風呂、汗を流してから外へ。街中なので、そこそこお店もあります。
以前行って美味しかった焼鳥屋さんへ入ってみました。前回は混んでいましたが今回は空いてて、すぐに店内のカウンター席へ。
地酒と串を少しいただき、〆にお店の名物のラーメンの小さいサイズをいただきました。ほんのりと幸せです。
宿に戻り、もう一度お風呂に入ります。宿のフリースペースで飲み物を少し飲んでから、部屋に戻って、、おやすみなさい。
2日目(伊豆長岡温泉→三島→横浜)
Ring! Ring! Ring!
蝉の鳴き声で目が覚めたので、まずはお部屋を出て朝風呂へ。前の夜から、男湯・女湯が入れ替わっていました。
日当たりのよい、明るいお風呂。空いていて、ゆっくり入れました。
この宿の朝ごはんは、バイキング形式。パンとスープとサラダを取って、ゆっくりいただく朝食もまた幸せ。ごちそうさまでした。
さて、チェックアウト後に何をしようか、まだ決めていません。
- 宿で自転車を借りて、周囲を巡りつつ観光する。
- 宿以外で自転車を借りて、観光する。
- バスで沼津に出て、美味しいお魚を食べる。
- いずっぱこ電車で修善寺方面に向かう。(三島とは反対側)
この4択。
そう言えば、伊豆長岡温泉には何度か来ていながら、まだあまり観光できていません。猛暑だったり、土砂降りだったりで、それを理由に宿にこもっていたのです。
伊豆長岡は、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」ゆかりの場所でもあり、世界遺産の「韮山反射炉」もあり、見て回る場所は結構ありそう。
それで、自転車を借りてみることにしました。
宿で借りれる自転車は本格的なもので、他のレンタサイクルより少し高いお値段でしたが、短時間の利用で少し安くなるキャンペーンをやっていました。
借りている間、荷物も預かってくださるとのことで、今回は宿の自転車を借りてみます。ママチャリではない自転車は、久しぶり。。
ヘルメットも借りて、変速機などの説明もひと通り受けて、ぎこちなく乗って宿を出ます。
鎌倉殿、尼将軍、執権
狩野川沿いの道を走り、まずは「願成就院(がんじょうじゅいん)」へ。
お寺の中には、北条時政(2022年の大河ドラマの主人公「北条義時」の父)の墓があり、拝観料を払って奥に入ると、国宝の仏像も見ることができました。
・・・ただ、この日も猛暑だったので、そこまでじっくり見ることはできずでしたが・・・
自転車に戻り、持ってきたミネラルウォーターを飲むと、ぬるま湯になっています。
さて、また自転車に乗ります。
いずっぱこ電車の踏切(その名も「北条踏切」!)を渡り、シーズンオフのイチゴのビニールハウスを横目に「蛭ヶ島公園」へ。
ここは、平家に敗れた若き日の源頼朝が流刑になって過ごした場所だそう。
島ではないのですが(昔は島だったのかも?)、ここで北条政子と知り合い、結婚したそうで、若い二人の銅像が立っていました。
600年ワープ
続いて、ここから少し南へ向かい、世界遺産の「韮山反射炉」へ。
移動距離はわずかでも、いい国作ろう鎌倉幕府の12世紀から600年以上ワープして、19世紀、江戸幕府の時代の終わりの史跡へ、と。
ここ韮山反射炉は、幕末に建てられた、大砲を作るための施設です。日本史の教科書に写真が載っていた記憶がありますが、イメージよりは小さかったかな。。
そんなこんな、短時間で史跡巡りをしてから宿に戻って、自転車を返しました。
かなり暑い日だったものの、楽しめました。お世話になりました。
ミシマヒロコウジ
あとは少しずつ帰る方向。伊豆長岡駅で、三島行きのいずっぱこ電車に乗ります。
昨年、一昨年と伊豆長岡温泉には出かけていて、その都度、三嶋大社でお守りをいただき、古いお守りをお返ししていたのでした。
なので、今回も三嶋大社へは行くつもりで。
地図を見ると、終点の三島駅から行くのと、ひとつ手前の三島広小路駅から行くのとで、歩く距離はさほど変わらなそう。
そこで、三島広小路駅で電車を降りて歩いてみました。
相変わらずの猛暑ですが、三島は水の街。きれいな小川があちこちに流れていて、見ると涼しさを感じます。(が、猛暑ですぐ現実に呼び戻されます。。)
暑さと闘いつつ、三嶋大社でお守りをいただき、古いお守りをお返ししました。今年もお参りできて良かったです。
最後は、三島駅前のお寿司屋さんへ。
いつもここは並ぶのですが、今回はすぐ入れてラッキーでした。地魚と地酒が幸せにしてくれます。ごちそうさまでした。
最後は電車を乗り継いで帰るだけ、ですが、前の日の夕方に寄ったお店でビールを買って帰ろうと思います。
事前に調べていて、この日は定休日だったのは知っていましたが、お店の前にこのお店のクラフトビールが買える自動販売機があるのです。
自販機まで行って、お金を入れましたが、ほとんど売り切れ・・・最後に残っていた少しお高いお値段の缶ビールを1本だけ、買うことができました。
今回の旅のまとめ
伊豆長岡温泉へ行くのも、すっかり自分的パターンのひとつになってきました。
- 都内から新幹線などで一気に行ける。
- ひとりで泊まれる宿が多い。
- お酒(地酒、クラフトビール)とお魚が美味しい。
のが気に入っている理由です。
ただ、これまであまり観光をしてこなかったので、今回は自転車を借りて史跡巡りをしてきました。
伊豆長岡温泉のある伊豆の国市は、自転車(レンタサイクル)での観光に力を入れているようです。
電動アシスト付きの自転車も借りれるようなので、少し遠くまで行くこともできそう。
今回は真夏だったので短時間のサイクリングでしたが、もし次回行くとしたら、もう少し涼しい季節に、長めのサイクリングを楽しんでみたいと思います。
今回行った場所
(今回の温泉旅で出かけた観光スポット、お店等のリンクを後日紹介予定です。)
さて、今度はどこへ行こうかな。