温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

へぎそばたべたい

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緊急事態宣言の間は静かな温泉旅をお休みしているので、ブログに書くことはあまりないかな・・・と思っていました。

そんな中で前回、雑記っぽいものを書いてみたのですが、

www.onsen-oh-yu.com

その後ちょっとあれこれと「浮かんで」きたので、もうひとつ書いてみようと思った次第。よろしければお付き合いください。

へぎそばたべたい

昨年(2020年)の年末は、家で静かに過ごしました。

日本には、年の終わりに「年越しそば」を食べる習慣がありますが、これまで「自宅で食べる年越しそば」を自分で用意したことがありませんでした。

いつもの年末なら、年の最後の温泉旅をしてから帰省していたので、旅先だったり帰省先だったりで、年越しそばを食べていたので。

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それで、2020年の年末は、自分で年越しそばを用意しようと、近所へ買い物に出かけます。

せっかくなので、ほんのちょっと高級な食材も売られてそうなところに行ってみました。

生の麺と乾麺とが売られています。この時は日持ちのする乾麺を選びました。

できることなら、年末に静かな温泉旅に出かけたい、という思いがあり、ぎりぎりまでその選択肢を残しておきたかったのです。

仮に出かけられたとしたら、買ってきたそばは年明けに食べようかな、ということで、乾麺にした、というわけで。

さて「そば」と言えば長野県のイメージです。信州そば。

この時行ったお店の乾麺の売り場では、長野県産のと同じくらい、新潟県産のそばが多く売られていました。

www.jinenjosoba.co.jp

www.tsumarisoba.co.jp

新潟県のそばと言えば「へぎそば」が有名ですね。県の真ん中あたり、中越地方の、十日町市や小千谷市が発祥の地だといいます。

布海苔(海藻)をつなぎに使ったツルッとしたそばで、お店でいただくときは「へぎ」と呼ばれる容器に入っています。

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個人的に、新潟県の魚沼地方には静かな温泉旅でよく行くのですね。へぎそばも、現地でいただいたり、お土産に買って帰ったりすることも多く。

そこで今回はメイドイン新潟のそばを何種類か買ってみました。上のほうでリンクを貼った会社の製品です。

越後とか、上杉とか

結局、年末の静かな温泉旅は諦めたので、買ってきた新潟のそばは年末に家でいただきました。

静かな温泉旅で、ふらっと新潟県のそば屋に入ったなら、新潟県の地酒と一緒にいただくところ。ただ、あいにく自宅に新潟のお酒のストックがなく。

今回は自宅にあった、山梨県の白ワイン(甲州ワイン)と一緒にいただきました。メイドインジャパンのワインは、そばとも相性が良いのです。

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イメージです。

そばは越後(新潟県)、ワインは甲斐(山梨県)。

越後と言えば上杉謙信で、甲斐と言えば武田信玄。今から400年以上前に、ふたりは「川中島の戦い」で何度も戦ったといいます。

しかし、越後のそばと甲斐のワインの相性は良かった。

川中島で戦ったふたりが世を去った後、上杉家と武田家とは同盟を結んだそうです。

上杉謙信の後継者、上杉景勝は武田信玄の娘と結婚し、両家は義理の家族になったそうで。

(ちなみに上杉景勝の出身地「六日町」は、へぎそば発祥の地の隣町です。)

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・・・そんなことを、へぎそばを食べた後で思い出しました。割と日本の歴史が好きなのです。

まあ、へぎそばも甲州ワインも、戦国武将の世の中からずっと後に生まれたので、もちろん直接関係があるわけではないのですが・・・

思いを馳せる、という感じでしょうか。

ということで

ステイホームは時に退屈ですが、旅行に行かなくても、自宅の近くで、旅先で食べたり飲んだりしたものに出会えることがあります。

都市部であれば、日本各地のおいしいものが集まってくるので、このページで書いたような、違う地域の名産品を一緒にいただくこともできますね。

新潟県のへぎそばと、山梨県の白ワインとを一緒にいただいていて、また新潟県へ静かな温泉旅に行きたくなりました。

これを書いているのは緊急事態宣言の期間中ですが、徐々に春が近づき、感染症もおとなしくなってきているように思います。もう少しかもしれません。

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さて、今度はどこへ行こうかな。