温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

関東自動車バス(旧"東野交通")「板室線」に乗って、板室温泉(栃木県)へ。

※このページにはプロモーションが含まれています。

この静かな温泉旅のブログで何度か紹介したことのある、栃木県の板室温泉(いたむろおんせん)は、那須岳の西側の山間にあります。

板室温泉へ公共交通機関で行く場合は、最寄りの駅から路線バスで向かうのですが、今回はその路線バスについてまとめてみます。

路線の概要

東北新幹線・JR宇都宮線「那須塩原」駅、JR宇都宮線「黒磯」駅と板室温泉とを結ぶバスです。

バスは那須塩原駅を出発して、お隣の黒磯駅を経由し、板室温泉へと向かいます。

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バスを運行しているのは「関東自動車」という栃木県のバス会社。

2018年9月までは「東野交通(とうやこうつう)」という会社が運行していましたが、2018年に関東自動車と東野交通とが合併し、関東自動車になりました。

合併から間もない2018年12月現在に利用したときは、バスやバス停には「東野交通」という名前が残っていました。

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www.kantobus.co.jp

所要時間・運賃・本数

所要時間

黒磯駅、那須塩原駅から板室温泉までの所要時間は以下の通りです。

  • 黒磯駅~板室温泉:約35分
  • 那須塩原駅~板室温泉:約50分。 

運賃

運賃は以下の通りです。

2021年3月より、Suica等の交通系ICカードが使用できるようになりました。

  • 黒磯駅~板室温泉:930円
  • 那須塩原駅~板室温泉:1,170円

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本数

2018年12月現在の本数です。

東野交通時代の末期に本数が大きく減ったのですが、バス会社の合併後、また少し本数が増えたようです。

  • 那須塩原駅~板室温泉:平日6本土日4

以前は、途中の黒磯駅から始発のバスもあったのですが、2020年1月現在、全てのバスが那須塩原駅始発になっています。

那須塩原駅は東北新幹線が停車するので、新幹線との乗り継ぎが便利になりました。

平日の方が本数が多いのは、地元の学生さんや、板室温泉に湯治しに来ているシニア世代が多く利用するバスだから、なのかもしれませんね。

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高速バスとの乗り継ぎ

都内と那須温泉とを結ぶ「那須・塩原号」という高速バスがあるのですが、途中の「戸田」というバス停で、今回紹介している板室線と交差します。

www.onsen-oh-yu.com

以前は、この高速バスに乗って戸田バス停で降りて、そこから路線バスの板室線に乗ろ次いで板室温泉に行くことも一応可能になっていました。

今はバスの本数が減ってしまい、高速バス&路線バスで板室温泉を目指すのは事実上困難になっています。

ネット上には、高速バスとの乗り継ぎ可能、と書かれた情報があちこちに残っていますが、行きについてはそうではないのでご注意を。

以前は、高速バスを利用して板室温泉に行ったことが何度かあったのですが、昔話になってしまいました。

乗ってみた 

それでは、黒磯駅からバスに乗ってみましょう。

那須塩原駅から利用したことは1度しかないので、また利用した際に、このページをアップデートできればと思います。

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黒磯駅~戸田

黒磯駅の上には東北新幹線の線路があり、時々新幹線が勢いよく走り抜けていきます。

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駅の改札脇にJRのコンビニNewDaysがあり、バスが出るロータリーの向こうにベーカリーカフェがあります。

板室温泉にはお店がないので、駅のNewDaysが最後のコンビニです。また、待ち時間が長いようであれば、カフェでひと息ついてもいいでしょうね。

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さて、ロータリーにバスが入ってきました。バスの車内ではWi-Fiが使えます。「携帯電話のご使用はご遠慮ください」とも書かれていますが。(通話がダメなのでしょうね)

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バスは黒磯駅前の静かな商店街をゆっくり抜けて、やがて「板室街道」に出ます。板室街道に出てからそこからは道なりす。

最初はお店が点在する街並みを抜けていきます。時々、工場の前を通ります。この辺りは広い平地。徐々に建物が減り、代わりに木々が増えてきます。

東北自動車道をくぐるあたりから「自由乗降区間」になります。要はバス停がないところでも、バスに乗ったり降りたりできるというわけです。

これを利用している地元の方が結構いました。運転手さんもお客さんも、慣れたもののようです。当たり前のように止まって乗り降りしています。

「青木別荘前」というバス停があります。ここは「道の駅明治の森」があります。

道の駅「明治の森・黒磯」

バスはさらに那須野が原を走り、やがて大きな交差点へ出ます。ここが戸田。以前はここで、高速バスとの乗り換えができたのでした。

戸田~板室温泉

戸田から先は道が少し細くなり、建物がさらに少なくなります。ところどころ木々があり、平地が広がっています。畑や牧草地のようです。

道沿いにカフェがちらほらあるのが、那須らしさを感じます。徐々に木々が増えてきて、森に入ってくる感じがします。

板室温泉の宿の中でも一番麓にある「ホテル板室」を過ぎたあたりから、カーブも増えて山道らしくなっていきます。

www.hotel-itamuro.jp

バスは木々の中を走るようになります。坂を登り切った「深山ダム入口」バス停の奥には「幸の湯温泉」という一軒宿のような温泉宿があります。

ここからバスは坂を下りていきます。トンネルのような長い屋根を抜けて、林を抜けて、那珂川を渡り、板室温泉の温泉街へと入っていきます。

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終点の板室温泉バス停は温泉街の中心部、郵便局のお隣です。ご乗車お疲れさまでした。

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まとめ(と、ご注意)

バスの本数はさほど多くはありません。時間帯によっては乗り継ぎが難しくなっていますので、出かける際は時間をよく調べましょう。

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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