あまり人には言わないようにしているのですが、ひとりで温泉旅に行く、というと驚かれることは結構あります。
よくある反応のうちひとつは「ひとりで温泉旅に行って面白い?」というもの。
今回はこの「ひとりで温泉旅に行って面白い?」への返事といいますか、自分のひとり温泉旅がたいていどんな感じなのかを書いてみます。
往復と宿の手配
ひとり温泉旅に行ける機会は、さすがにそう多くありません。
行けそうなタイミングが生まれそうだったら、往復の電車・バスと宿を予約します。行き先が北関東であれば、普通列車で行けるので宿の予約のみになることもあります。
キャンセル代がかからないように、キャンセルポリシーの緩い宿(例えば、前日までキャンセル料が発生しない宿)を選ぶようにしています。
それでも、出発の数日前までは心配になったりします。何も発生しませんように…と。
1日目の移動
電車かバスで出かけましょう
車を持っていないので、交通手段は電車かバスです。行き先はほとんど北関東か甲信越で、行先によって利用する交通機関を変えています。出かけるのはたいてい朝です。
電車で行くときは途中の駅で駅弁(お昼出発なら、一緒に缶の白ワインも!)を買って、もぐもぐ食べてひと眠りして、お昼前に下車。
バスで行くときは予算がない場合が多いので、朝食は軽めに済ませてから乗っています。
出発日の午前中に予定が入ってしまうこともあります。その時は新幹線でショートカット。お昼前後に現地着ができない場合は駅弁を買って車内で食べます。
たいてい乗車時間は1時間そこそこなので、食べ終えて少しすると、もう下車駅。
お昼はそばが多い
温泉街もしくは、温泉街の手前の地方都市にお昼時につけた場合は、お昼は、たいていそば屋さんに入ります。
天ぷらが美味しそうであれば、天ざるにして地酒と一緒に、という感じです。
地方都市で、そば以外に名物がある場合は、他のものを食べています。宇都宮だったら餃子とか、高崎だったらパスタとか。
チェックイン前のお買い物
温泉街にはお店がなかったり、あっても地方色の薄いコンビニしかなかったりすることも多いので、たいていは温泉街に向かう前に、ある程度のお買い物を済ませています。
買うものは、
- 晩酌用のカップの地酒。山梨県・長野県だったらカップのワイン。
- 軽くおつまみ。
- 飲食店もお店も期待できなさそうな場所に行く場合は、お弁当。
ただ最近は、あまり多く食べられないので、おつまみは少なめ、もしくは買っていかないことが多くなってきました。
チェックイン~宿でのんびり。
チェックインはお早めに
駅を降りて、たいていはバスに乗って温泉街に向かいます。それで、チェックインが可能になる一番早い時間帯にチェックインします。
たいていは15時が多いですね。誰もいない一番風呂を狙うわけです。
お風呂と昼寝、ちょっと散歩
ひと風呂浴びて、まずは移動の疲れもあるので、ひと眠り。
こういうとき、最初から部屋に布団が敷いてある宿だと嬉しいところです。寝てしまって目覚めたら夜になっていた、という悲劇がたまに起きてしまいますが。。。
夕食まで時間に余裕があるので、あてもなく温泉街を散歩してみたりします。食っちゃ寝ばっかりではお腹が空かないです。宿の夕食は結構ボリュームありますからね。。。
夕食は飲みに行ったり、宿で食べたり
そう、宿の食事は量が多いのと、部屋で食べられない宿も多いので、最近は夕食をつけないことも増えてきました。
そんなときは宿の方に飲食店の情報を聞いて、ふらっと暗くなった温泉街に出かけます。居酒屋か、あるいは焼き鳥屋が多いです。
ひとりで知らないお店に入るのはちょっとだけ勇気がいるので、お店の開店早々(18時前ですね。)に入り、ささっと飲んで食べて帰るようにしています。
そうして宿に戻ると、宿では夕食のタイミングでお風呂が空いている、というメリットもあります。
もちろん、そもそも夕食を取れそうな店がない場合は、宿の夕食をつけるようにしています。
またお風呂へ
浴衣に着替えて、またお風呂に入ります。風呂上りに飲みなおして、本を読んだり、ぼけーっとしたり。それで眠くなって、寝落ちする前に頑張って歯を磨いて。
おやすみなさい、また明日。
2日目の朝がきた
起床時刻はまちまち
休日くらい自分の好きな時間帯に起きたいので、目覚ましは朝食時間の少し前にかけておきます。まあ、たいていはそれより前に起きている気がします。
起きてまだ、朝食時間まで余裕があれば、朝風呂。最高ですね。
ただ最近は寝起きが悪く、朝食前の朝風呂に入れないことが多いです。。
宿の朝ごはん
朝食は宿でいただくことが多いです。宿の和食の朝ごはんは幸せな気持ちになります。自分で揃えるのは大変な品数と、温かいご飯と、お味噌汁のいいにおい!
もちろん、朝風できていなかったときは、食後に朝風呂に入っています。
たまに素泊まりすることがあり、その時は朝食時間のタイミングで静かな朝風呂を楽しんでいます。
チェックアウトは9時過ぎ
たいていの宿は10時頃までチェックアウトすればいいようになっていまして、以前はそのギリギリまでいることが多かったのですが、最近は9時台にチェックアウトすることが多いです。
朝食を取って朝風呂に入ると、意外とすることもないもので。
温泉街を出る電車、バスに、9時台に出るちょうどいいタイミングの便があることが多いのも理由です。
素泊まりだともう少し早めに出るかな。お腹が空いているのです。
さくっと帰る
2日目はあまり観光とかもしないでまっすぐ帰ります。週末の温泉旅なので、早く帰って翌日に備えねば、というのもありますので。
ということで、夕方前には帰宅しています。
たいていはお昼を食べて家族へのお土産を買って、13時ごろの電車に乗って帰っています。
高速バスは、渋滞による遅延リスクがあるので帰りには使わないことが多いですね。
明るいうちに、ただいまです。
振り返ってみると
こうして書いていると、あまり観光していないのに気づきます。たいていが行き慣れた場所に行っているので、観光スポットに目新しいものがない、というのも理由です。
それでも「酒蔵やワイナリーに行く」「寺社巡りをする」といった程度のことは時々していて、そういう観光っぽいことは、たいてい初日のチェックイン前にしています。
こんな週末を過ごすことで、だいぶ体がすっきりするので、時々こうしてひとり温泉旅をするのは大事なのです。
そしてまた、このページを書いたことで、次はどこへ行こうかな…と考え始めている自分がいます。
皆さんの温泉旅は、どんな感じですか?