温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

9月某日静かな温泉旅 クラフトビールいろいろと、神奈川県・湯河原温泉へ('24)

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9月のシルバーウィークの連休を使って、短いながらも静かな温泉旅をしてきました。

いつものように予算も時間も限られている中なので、今回は近くの湯河原温泉に行って、束の間の温泉旅をしましょう、ということで。

旅の計画

まずは、予約サイトを見て、前から湯河原温泉で気になっていた温泉自慢の宿を予約します。

宿だけ予約して、他をどうするかは特に考えずにいました。

予約した宿が素泊まり宿だったので、温泉街で食事できそうなお店の調べ物をする程度。

今回の宿には無料の駐車場がなく、町の有料駐車場に停めてくださいとのことだったので、車ではなく、電車で向かうことにしました。

そう言えば電車での温泉旅は、久しぶりかもしれません。

電車で行くと決めてから、湯河原までの途中に行ってみたいところがあったのを思い出しました。

出かける前の日、そこに寄り道しようとだけ決めて、あとは出発日を待つばかり。

1日目(厚木→小田原→湯河原温泉)

自宅から電車を乗り継いで、最初にやってきたのは、小田急線の本厚木駅。

厚木には、割と歴史の長い地ビール「サンクトガーレン」がありますが、本厚木の駅前には、そのサンクトガーレンのタップルームがあります。

そう、生のビールと美味しいおつまみをいただけるお店です。

このタップルームには前に行ったことがあるのですが、その時は車の運転手だったので、ビールを飲めなかったのです。

なので今回は、というわけですね。

お店のオープンは12時、少し前に行ってみると、地元のマダムでしょうか、すでに多くの方が待っていました。人気店のようです。

飲める生ビールは何と20種類。そこから4つ選べる飲み比べセットと、チーズの盛り合わせを注文。美味しくいただきました。

さて、次は本厚木から小田原まで、小田急線で向かいます。

所要時間は、普通の電車だと40分から50分程度、特急ロマンスカーだと30分ほど。

さほど時間の差はない気もしつつ、ちょっと贅沢にロマンスカーに課金しました。

ホームで待っていると、厚木ゆかりの「いきものがかり」の切ないメロディーが流れてきて、ロマンスカーがやってきました。

車内は空いていて、空間も広々。うん、贅沢だ。

段々と郊外の町から離れていき、すっかり黄色くなった田んぼが目立つ、そんな車窓を眺めているうちに、小田原駅に着きました。

小田原駅はいつ来ても、インバウンドの観光客が多いです。彼らはどのようなルートで旅をしているのでしょう、ちょっと気になりつつ。

ただ、次の電車がすぐ来るようだったので、JRの改札へと急ぎます。

小田原から湯河原へは4駅、15分ほど。

左に波の高そうな相模湾を眺めたり、古びたトンネルをくぐったりしてから、割とすぐに湯河原駅へ。

やあ、また来たよ湯河原。

お土産屋さんなどを見てから、駅前から出る奥湯河原行きのバスに乗ります。

何だかこの日は乗り換えがやたらとスムーズでした。さすが神奈川県、といったところか。

バスは観光客をたくさん乗せて出発します。

電車の線路をくぐり、少しずつ坂を上っていくと、車窓も少しずつ、温泉街の雰囲気に。

温泉場中央、という名前のバス停で降りました。

バス停から宿はすぐの距離ですが、チェックインまではまだ少し時間があります。そしてこの日は、9月なのに猛暑の日。

藤木川に沿って道を降りていくと、喫茶店がありました。ちょっと涼もうと思って行ってみると、臨時休業とのこと。。

チェックイン時間より少し早かったものの、暑さに耐えきれず。で、宿に向かい、チェックインをさせてもらいました。ありがたや。

お部屋に荷物を置いてから、まずはお風呂へ。

かなり熱いお湯ですが、源泉かけ流しのお湯とのこと、上がった後はさっぱりします。短い湯浴みでも、何だか体が軽くなったような。

宿に着くまでに汗だくになってしまったので、次の日用の服に着替えました。宿がコインランドリーも営業していたので、そこで汗だくになった服を洗濯します。

さて、今回の宿は素泊まり。夕食はどこかへ食べに行こうと思います。

チェックインのとき、宿のご主人から、近くの飲食店をいくつか教えていただきました。焼肉、イタリアン、洋食などなど。

その中で、地魚をいただけるというお寿司屋さんへ行ってみました。

地魚握りを注文します。

大将いわく、この暑さで地魚もなかなか出てなくてねぇ、とのことで、本来は8貫ですが、まずは7貫、残り1貫は好きなものをどうぞ、と。

最初の7貫に入っていた「キントキ」という白身魚を聞いたことがなかったので、キントキを追加で握ってもらいました。ごちそうさまでした。

お店を出ると、温泉街はすっかり夜に。

宿に帰る前に、事前に調べておいたクラフトビールのお店にちょっと寄ってみることにしました。

地元、真鶴の地ビールを生でいただきます。

ちょっとだけ飲んでおしまいのつもりが、お店の方や他のお客さんと話が盛り上がって、宿に戻ってきたのはかなり遅い時間になりました。

2日目(湯河原温泉→横浜)

早くに目が覚めたので、まずは朝風呂へ。朝も温泉は熱くて、さっぱりします。

部屋に戻ってからもうひと眠りして、目が覚めると8時半。

宿の朝ごはんをつけないと、起きるきっかけを失う感じがします。

この宿のチェックアウトは9時半と少し早めになっていたので、少し急いで片づけてから、宿を出ます。お世話になりました。

www.onsen-oh-yu.com

湯河原駅行きのバスに乗ります。途中のバス停から、観光客がどんどん乗ってきました。

少し遅い朝食を、駅前でいただこうと思います。駅前にあるのは喫茶店やカフェ、ファミレスなどなど。

そんな中で、前の晩にクラフトビールのお店で教えていただいた喫茶店に入りました。

トーストセットを注文すると、コーヒーがなみなみ、トーストはお花のよう。

さて、あとは電車で帰るだけ。

行きと同じく小田原から小田急に乗るか、JRでまっすぐ帰るか。トーストを食べてから少しスマホで調べて、帰りはJRでまっすぐ、に決めました。

ちょうど、JR東日本の「JREポイント」がたまっており、それを使ってお得に東海道線のグリーン車に乗れたのです。

喫茶店を出て電車に乗り、湯河原を後にしました。

グリーン車は最初はガラガラでしたが、途中でどんどん人が乗ってきて、やがてほぼ満席に。

あっけないくらいのスピードで、日常が戻ってくるようです。

今回の旅のまとめ

「さがみの小京都」湯河原は、小田原と熱海の間にある、静かな温泉地。

いつの間にかインバウンド客で賑わうようになった小田原と、近年観光客が増えている熱海に比べて、湯河原は落ち着いた雰囲気です。

今回は、そんな湯河原の中でも泉質自慢の宿に泊まりつつ、お魚をいただきつつ、あとは近年流行っているクラフトビールをいただいてきました。

湯河原には2年に1回くらいのペースで行っています。

町を見ていると、古いものが残り続ける中で、新しいものも、ちらほら目にするようになりました。宿とか、お店とか。

もしかしたら、湯河原は首都圏から比較的近いこともあって、新しいものが出てきやすいところなのかもしれません。

同じ町を複数回歩いて、そういう小さな変化を見つけるのが楽しいので、また季節を変えて湯河原に行ってみたいと思います。

湯河原の温泉、やっぱり結構熱いので、そういう意味では、次に行くなら寒い季節になりそうな気もします。

さて、今度はどこへ行こうかな。