温泉宿にチェックインして、荷物を置いてお風呂に入ったりしていたらもう夕方。食事の時間が近づいてきました。宿でのお食事は温泉旅の楽しみのひとつです。
食事の会場に行ったり、お部屋にお食事が運ばれてくるのを待ったりして、ようやく食事とご対面。
その時に「量が多いな・・・」と思うことも多いのではないでしょうか。
今回はそんな、温泉宿の食事の量について書いてみたいと思います。
温泉宿の、量が多い食事
そう、温泉宿のお食事、特に量が多いと感じることも結構ありますね。
温泉宿での満腹体験
基本的には出された料理は完食したい(残すのがもったいない)と思う人なのですが、多すぎて大変だった、というケースはこれまでに2回あります。
1つ目は、とある温泉旅館で、
- お刺身が、マグロの刺身と馬刺しの2皿。
- すき焼きと鍋。
- 〆のごはんが、うな重。
という怒涛の量。。。泣く泣くごめんなさいをしたのでした。
2つ目は、割と家庭的な雰囲気の温泉宿で。
- 揚げ物。唐揚げ、メンチカツ、フライドポテト、エビフライ、イカフライ。
- 別途冷しゃぶもあり。
あったので、食べ応えがありました。
ゆっくり完食しましたが、その後朝まで満腹で、翌朝の食事は途中でギブアップしたのでした。。
量の多い理由は?
では、どうして量の多い食事になるのでしょう?
考えてみたのですが、
- 「たっぷりの食事を出す」というのがおもてなしになる、という価値観。
- 「運動部の学生さんの合宿」など、よく食べる人が泊まることが多い宿。
- 宿の近くに夜に食事が取れるお店がないので、夜にお腹が空かないように。
そんなあたりが理由になるのだろうな、と。
自分的には出された食事は完食したいのですが、量が多いと苦労することも。
何とか完食しても、翌朝の食事を完食できなかったり、朝も何とか完食できても、おひ昼時にお腹が空いていないことも結構あります。
温泉宿の、量が控えめな食事
そんな風にボリュームのある食事を出す宿がある一方で「食事の量は控えめでいい」というニーズは、上の世代の方を中心に多そうです。
お食事控えめプランと、湯治宿
そんなニーズを反映して「お食事控えめプラン」を用意する宿もありますね。料理の品数は少なくして、料金も控えめにしてあります。
個人的には、それで十分だ、という世代になってきた気がします。(アラフォーです)
また、いわゆる湯治宿のお食事もボリュームは少なめです。
要は量じゃなくて、ヘルシーな料理を適量で、という、健康志向というか、湯治をするシニア世代向けに、用意されていたりするわけですね。
一応まだ「シニア」までにはもう少し年数がかかる世代なので、そんな湯治宿に行くと、食後に宿の方から「お食事の量は十分でしたか?」と聞かれたりします。
いや十分です、ごっつぁんです。
ごはんの量が減ってきた
温泉宿の夕食では、ごはんとお味噌汁は最後に出てきます。お部屋食の場合は、おひつに入って出てくるのですが、これがまた、量が多い。
お腹がある程度たまってきたところでごはんをいただくので、多いなと思うこともあるのですが、最近はおひつのご飯の量を控えめにする宿が増えてきた気がします。
あるいは、おひつではなくて1杯分だけになっていて、おかわりが欲しい場合はお願いする、という感じになっていたりとか。
もしかしたら、お客さんの世代を見て、ごはんの量を調整しているのかもしれませんが。
最後に(食事の量が知りたい)
今や「ネットで宿を予約する」というのが当たり前になってきました。過去の、電話予約が中心だったころより温泉宿の情報公開は進んでいます。
でも意外と、食事の「量」に関する情報はあまり多くありません。
「控えめプラン」や「湯治プラン」がある宿は、料理が控えめなプランがあると分かるのですが、そういう宿ばかりでもなく。
予約サイト等の口コミや、その宿に泊まった方のブログなどを見れば、食事の量について書かれていることもあるにはありますが、それを探す必要があります。
じゃあ残せばいいじゃない、というかもしれませんが、個人的には「食事を残す」ことに対して罪悪感があり。
量の多いお食事は「おもてなし」の意味もありますが、残すのはもったいないし、残さず食べたい人もいると思います。
料理で使う食材だってどんどん値段が上がっているでしょうし、そういう意味でも、多くの食材を、残飯が出る前提で使うのはどうなのかな・・・と思うわけです。
ということで、お食事は適量でいただければよいので、もっとそういう宿が増えて、なおかつ食事の量についても選べるようになれば良いな、と。
(まあ、素泊まりとか朝食のみのプランで泊まれば良いのですが。)
さて、今度はどこへ行こうかな。