もういくつ寝るとクリスマスです。
子供からすれば、ケーキを食べてサンタクロースからおもちゃをもらえる嬉しいイベント。
ですが、子供ではなくなるにつれて、何故か「恋人同士でロマンチックに過ごす日」へと、その性質が変わっていくのが不思議です。
若いころは色恋沙汰に全く縁がなかったので、クリスマスが(世の中的には割と)そういう日なんだ、というのを知った時は結構びっくりしました。
今思えば別に気にしなくていいことですが、そんな日にひとりで過ごすというのはあまりいい気分ではなく。
で、独身時代はクリスマスにひとり温泉旅に出かけていました。要は浮かれている都会から離れようと思ったわけです。。。
今回はそんな昔を振り返るとともに、クリスマスの温泉旅ってどうなんだろう、ということを書いてみます。
クリスマスひとり温泉旅のポイント
クリスマスにひとり温泉旅に行く動機の内訳は、
- 「ひとり温泉旅を楽しむ(要は通常通り)」が6割。
- 「クリスマスの雰囲気から離れる」が4割。
くらいだった気がします。
クリスマスひとり温泉旅へ行くにあたっては、以下のことに気を付けていました。
- スキー場が近い温泉地へは行かない。
- 有名な温泉地へは行かない。
- 高速バスでまっすぐ現地入りする。
・・・あれ、普通の「冬のひとり温泉旅の行き先選び」とさほど変わらんな。
まず「スキー場が近い温泉地へは行かない。」
スキー場は大勢で楽しんでいる人も多そうですし、そもそもオンシーズンで宿泊料金も割高になります。
なので、ひとりで静かに過ごすのであれば、行き先としては向かないわけです。
次に「有名な温泉地へは行かない。」
これもスキー場と同様で、クリスマスを温泉で過ごすカップルも多そうですし、選ばないようにしていました。
まあそもそも、有名な温泉地の宿はクリスマスにひとり泊を受け入れないでしょうけれども。
最後に「高速バスでまっすぐ現地入りする。」
移動手段は、(一部の例外はありますが)バスより電車のほうがメジャーです。
なので、電車よりマイナーな高速バスで現地入りするようにしていました。そのほうが、より「ひとりの時間」を味わうことができたのです。
クリスマスではないですが、冬のひとり温泉旅で新幹線に乗っていた時、同じ車両に当時の会社の同僚がスキー旅行か何かで大勢乗っていたのに出くわしたことがあります。
あの時はちょっと気まずかった。別に世を忍ぶ自分ではないのですけど。
クリスマスひとり温泉旅に行ってみて
そんな風に、クリスマスで浮かれる都会から離れて、静かな温泉でのんびりしたかったので、行き先は山奥の静かな温泉になりました。
行った先はクリスマスの雰囲気はほぼゼロ。割増料金もかからない、湯治場のようなところに泊まることが多かったです。
もしかしたら宿の中にちょっとした飾り物などあったかも知れませんが、見た記憶がなく。(敢えて見てなかったのかも?)
スキー場が近くにない温泉地は、あまり雪も積もらない場所のことが多いです。たださすがに12月、行った先はどこも寒い。
寒がりの自分には結構こたえるものがありました。それでも温泉は暖かくて、お風呂の時間は幸せでした。
そうやってクリスマスをやり過ごして帰ってくると、都会はもう年末を迎える準備が始まっていて、クリスマスは過去のこと。
そうして自分も「さて、年明けの成人式の3連休はどこへ行こうかな。」と、次の年に向けた妄想に入っていくのでした。
クリスマスひとり温泉旅、いかがですか?
そんな自分も今やアラフォーになり、クリスマスは子供とケーキを食べたりする日になりました。
今思えば、クリスマスを回避するのが目的だったのか、単にいつも通りの温泉旅を楽しみたかったのかよくわかりません。
が、当時はそれなりに「クリスマスにひとりでいること」を気にしていたんだろうなと思います。気にするな、かつての自分よ。
で、最近はどうなのでしょう。あまり自分より若い世代の人と接点もなく、どうなのかわかりません。
ネットのニュース等で見る限りは、若い世代の人たちはあまり恋愛に積極的でない人も多いようです。
もしかしたらクリスマスにひとりでも「それが何か?」という感じでしょうか。だとしたら少し羨ましい。
同じくネットのニュース等で見かけた記事で恐縮ですが、若い世代の人たちは旅行に積極的でない人も多い、というのも見たことがあります。
実態はさておき、仮にそうだとしたら、もったいない。
というわけで手前味噌ですが、もしあなたがクリスマスにひとりだとしたら、ひとり温泉旅でもいかがでしょうか?
スキー場の近くや有名な温泉地でなければ、じっくり温泉を堪能できるはず。
そう、この静かな温泉旅のブログに載っている温泉は静かなところが多いです。
と、最後は自分より若い世代の人に向けて、静かな温泉旅のブログを静かにPRしてしまいました。
ですが、要はクリスマスにひとりでも気にすることはないですし、クリスマスはひとり温泉旅に向いていますよ、ということなのでした。
さて、今年のクリスマスはケーキでも食べてのんびり家で過ごそうかな。