先日、温泉と日本のワインについてちょっと記事にしてみました。
今回は、日本のワインの産地として有名な山梨県のうち、ワイナリーが本当にたくさんある、甲州市勝沼エリアを中心に紹介していきます。
30社くらいあるそうで、そのうち行ったことのある約半数のワイナリーを頑張って紹介します。
アクセスについて
電車の場合は、JR中央本線「勝沼ぶどう郷」駅が最寄です。
特急「かいじ」が停車するのですが、季節や列車によっては通過する場合があるので、事前確認した方が良さそうです。
また、週末や祝日に走る「ホリデー快速ビューやまなし」は、勝沼ぶどう郷駅に停車します。
勝沼ぶどう郷駅は小高い場所にあるので、ワイナリーへは坂を下って行くことになります。
歩けなくもないですが、お目当てのワイナリーまでタクシーを使うのが無難でしょう。バスもあるのですが、本数が少ないので使ったことがありません・・・
電車以外に、高速バスに乗るという手もあります。
新宿発、甲府行きのバスに乗って「勝沼」バス停もしくは「中央道釈迦堂」バス停で降りれば、ワイナリーが近いです。
こちらは徒歩圏内にワイナリーがあります。ただし、週末は高速道路の渋滞があります。。
さて、各ワイナリーの紹介をしていきます。
勝沼醸造
大きな会社で、ワインの種類も多いです。
甲州種の辛口白ワイン主体のラインナップになっています。ワイナリーは古い建物でして、晴れていればテラスに出てぶどう畑を眺めながら試飲ができます。
試飲は有料で、500円でいろいろ試飲できます。「アルガブランカ クラレーザ」という白ワインが好きです。
中央葡萄酒
こちらも規模の大きい会社です。
「グレイス甲州」等、きりっとした辛口の白ワインが主体です。建物の2階に広い売店と試飲スペースがあり、大半のワインは無料で試飲できます。
ちょっとお値段のするワインは有料試飲です。個人的好みは「グリド甲州」。
丸藤葡萄酒工業
「ルバイヤート甲州」がデパ地下等でよく売られています。こちらは工場と売店・試飲スペースが隣接していて、工場見学をしてから試飲することができます。
買いやすいので、お店で見てもついつい他社の珍しいワインに手が伸びるのですが「ルバイヤート甲州シュールリー」は美味しいです。
蒼龍葡萄酒
生産量、商品ラインナップの多い会社です。
ラベルデザインが庶民的で、親しみやすい感じです。お値段もお手頃。
工場と売店・試飲スペースが隣接していて、冷蔵庫に入ったワインを取り出して試飲できますが、種類が多いので全種類試飲すると、酔っぱらいそうですね。。
「シトラスセント甲州」が好きです。
原茂ワイン
ぶどう園もやっていて、ぶどうの木々の中に売店・試飲スペースとカフェ(冬季休業)があります。
建物が古い日本家屋で雰囲気がありますし、ぶどうの季節であれば、屋外で、ぶどうの木々の下でぶどうを食べることもできます。
雰囲気がいいので、雑誌等でよく取り上げられています。「ハラモヴィンテージ甲州樽熟成」が好きです。
白百合醸造
「ロリアンワイン」。甘口ワインが多いのですが、辛口ワインも美味しいです。
観光バスのツアーが通りそうなワイナリーで、広い試飲スペースでは甘口メインで試飲・ワインの購入ができます。
場所的には、中央葡萄酒の近くです。「ロリアン勝沼甲州」がお気に入りです。
麻屋葡萄酒
こちらも中央葡萄酒の近くで、すぐ向かいにあります。
事務所の2階が売店・試飲スペースになっていまして、多くのワインが無料試飲できます。
お手頃価格のワインが多く、中でも「勝沼甲州シュールリー」が好きなのですが、県外ではなかなか入手できません・・・
ルミエール
住所的には笛吹市なのですが、勝沼醸造から割と近い場所にあります。工場の裏手にレストランと売店・試飲スペースがあります。
生産量、商品の種類が多く、割と購入しやすいのが嬉しいです。ライトボディの赤ワイン「GABU」を普段の晩酌で飲んでいます。
くらむぼんワイン
売店・試飲スペースが古い日本家屋で、地下のワインセラーも歴史を感じさせます。自社のぶどう畑はワイナリーの裏手にあります。
ここの「フォーシーズンズ甲州」が個人的に好きなワインなのですが、県外ではなかなか売っているのを見かけません・・・ないときは「ソルルケト甲州」を買っています。
以前は「山梨ワイン醸造」という会社でした。
ダイヤモンド酒造
くらむぼんワインのすぐ近くにあります。
こじんまりした試飲スペースでは、座って試飲することができます。最近割と、ワインの品ぞろえが豊富な酒屋さんで目にする機会が増えてきたように思います。
赤ワイン「シャンテY・AますかっとベリーA」が好きです。
まるき葡萄酒
歴史の長いワイナリーです。工場見学と試飲ができるのですが、案内される方がとても説明上手で、工場見学という意味ではここが一番楽しかったです。
ここ最近はおしゃれなラベルのワインが増えてきて、また流通量も増えたようで、買いやすくなりました。
ワインも美味しいですが、ぶどうの木で醸したたくあん「スモークドタクアン」が美味しいので、ぜひ。
フジッコワイナリー
フジッコのお豆さん、のフジッコが経営するワイナリーです。建物も大きく、まさに工場、という雰囲気です。
自社の漬物等と一緒に試飲できるのですが、意外と合うので驚きです。
「フジクレール甲州シュールリー」がお手頃価格で、よく売られていて買いやすいので、お気に入りです。
シャトレーゼ ベルフォーレワイナリー
山梨県の菓子メーカー「シャトレーゼ」もワインをつくっています。
お菓子の会社ですが、ワインは辛口メインで美味しい。売店のスタッフの方も親切でした。
ここのワインも県外ではなかなか目にしないのですが、シャトレーゼのお店でワインも売られているらしいので、今度探してみようと思っています。
「ソーヴィニヨン・ブラン」がちょっと珍しいです。
ワイナリー巡りの後は温泉へ
勝沼で、温泉に入れる宿はそう多くなく「ぶどうの丘」くらいかなと思うのですが、ぶどうの丘は人気で予約がとりにくいイメージです。
あとは、塩山温泉という温泉が勝沼ぶどう郷駅の隣駅「塩山駅」にあるので、タクシーで塩山に出て、塩山温泉で一泊するか、石和温泉に出るか、になりそうです。
個人的には、山梨市の「岩下温泉旅館」が一番いいと思うのですが、ここは食事も美味しいので、ここに泊まるのであれば、ワイナリーでの試飲はほどほどにして、夕食とワインとを楽しみたいなと。
さて、今度はどこのワインを買おうかな。