温泉旅と言えば、温泉宿に泊まって過ごす、1泊2日以上の旅になることが多いと思います。
でも、時間とお金には限りがあって。2日間出かけられない、でも何とかして出かけたい、ということだってきっとあるでしょう・・・あなたはいかがですか?
先日そんな状態になったので、1日の日帰り温泉旅をしてきました。
ということで今回は、どんな日帰り温泉旅になったのかと、経験して感じたそのメリットやポイントを書いてみます。
こんな日帰り温泉旅でした
予定とテーマ
今回の日帰り温泉旅のタイムスケジュールは「平日の朝、普段通りの時間に家を出て、普段の平日で言えば"少し残業したくらいの時間"に家に帰ってくること」です。
行き先は、山梨県の県庁所在地、甲府市。
テーマはこんな感じでした。
- 甲府市内の温泉に入ってくる。
- 良さそうな甲州ワインを何本か買って帰る。
- 甲州ワインと一緒の食事を楽しんでくる。
かいじに乗って
そういうわけで、普段とは逆方向の電車に乗って、午前中の特急かいじに乗車します。ダイヤ改正の前だったので、自由席を利用できました。
(2019年3月16日から、特急かいじは全ての席が指定席になっています)
電車は新型車両、E353系。ダイヤ改正後はみんなこの車両になるのですが。
このブログでも何度か、特急かいじに乗った温泉旅を紹介してきましたが、かいじの走る中央本線の車窓は何度も見慣れています。
見慣れているのに、景色を見ているうちに少しずつ、日常から遠く離れていっている気がするので不思議なもの。
山梨県に入ってすぐは線路のカーブも多く、電車も揺れつつ登っていき、トンネルをいくつか抜けて、甲府盆地が開けてきました。
終点の甲府駅で電車を降ります。お昼は、入ってみたいそば屋さんがあったのですが、あいにく定休日とのことで断念。そこで「奥藤(おくとう)本店」へ。
奥藤は「甲州鳥もつ煮」発祥のお店で、有名店です。自分も何度も利用したことがあります。平日なので出張と思われるスーツ姿の男性が多かったです。
お腹を満たして、甲府駅の北口へ。北口にもいろいろお店があるのですが、あまり行ったことがなかったのです。レトロ風の建物が並びます。
ワイン屋さんがあったので、見たことのないワインを選んで少しだけ試飲しました。次は温泉なので、控えめで。飲んでばかりではいけません。
甲府湯村温泉へ
次は温泉です。路線バスに乗り、10分そこそこで湯村温泉街に到着です。半年ぶり。入ったことがない旅館に入り、日帰り入浴をお願いしました。
大手予約サイトにも掲載されていない宿でしたが、お湯の質が良いと他のブログで評判になっていた宿で、確かに、ぬるくてまろやかないい温泉。。。
じわりじわり温まったところで少し欲が出て、その近くの、数年前に泊まったことのある宿に行って、2か所目の日帰り入浴をお願いすることに。
日帰りなので、アグレッシブにはしご湯をしたというわけです。2件目の宿も自家源泉のかけ流しということで、勢いよく源泉があふれていました。
温泉設備の故障で長期休業中だった宿なのですが、少し前に復活したのを知っていて、宿泊ではなかったものの、行ってみて良かったです。
個人レベルで温泉宿に頻繁に泊まりに行くのは難しいのですが、日帰り入浴で利用することで、過去に泊まった宿が今も健在かどうかが分かる気がします。
— ゆう(静かな温泉旅と、甲州ワイン)💉💉 (@yu_snfkn) 2019年3月13日
ブログ書いてる身としては、書きっぱなしじゃなくて、利用した後もたまに、日帰り入浴でも良いので利用してみることだな、と思ったのでした。
最後はワイン三昧で
甲府湯村温泉を堪能してから、甲府駅に戻るバスに乗ります。バスは大きな病院を経由して駅に戻ってきました。途中、温泉に入った疲れが出たのか、少しウトウト。
そろそろ旅の終わりが近づいてきます。
山梨県に来たからには、山梨県産の甲州ワインを買って帰らねば。
最近は甲州ワインも人気なのか、県外でも目にする機会が増えてきましたが、県外では入手しづらそうなワインを買って帰ろうと、甲府駅南口の「ココリ甲府」へ。
ココリ甲府のお酒売り場「イオンリカー」は、甲府駅近辺でも有数のワインの品揃え。ここで迷いながらワインを買うのが好きなのです。
3本買ってずっしり背中のリュックが重くなり、時計を見ると17時が近くなってきました。
半年前に行った居酒屋さん「かんすけ」に入ってみます。開店早々で空いていましたが、徐々に混んできました。
甲州ワインとほうとうを軽くいただいてから、帰りの特急に乗ります。外はすっかり暗くなり、昼間に感じられた春の陽気もどこへやら、寒くなってきました。
日帰り温泉旅の良いところ&注意点
とまあそんな風に、甲府への日帰りを楽しんできたわけですが、、
良いところ(割と普通)
振り返ってみて感じた日帰り温泉旅の良いところは、
- 出かけやすい。宿泊しないので2日分の予定を開けなくて済みますし、1日休めばよいので、休みさえ取れれば平日に出かけることもできます。
- 費用が安く済む。1泊すれば1万円そこそこかかる宿泊費が発生しないので、お財布にも優しいです。
(あれ、何だかありふれた理由になってしまいました、我ながら。)
注意点(気をつけること)
次に、日帰り温泉旅は時間の制約があります。なので、少ない時間で楽しむために気をつけたほうが良いと思った点があります。
- あまり遠くに行かない。往復の移動に時間がかかってしまうのと、長い移動で疲れてしまいます。
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大きな町に滞在する。地方都市であれば、お店も多いのでお目当てのお店がお休み等でも他を探せますし、交通の便がいいので便利です。
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目的を決めておく。宿泊と比べると時間がないので、ちょっとテキパキ動けた方が楽しめるでしょうね。
もちろん、乗り鉄のように移動そのものを楽しむなら、遠くまで出かけて日帰りするのも良いと思います。
かくいう自分も、遠くへの日帰り旅を何度かしたことがあります。一番遠かったのは、都内から広島県の尾道までの、飛行機での往復旅(羽田~広島)でした。
行き当たりばったりの旅も楽しいのですが、日帰りであればそれなりに計画を立てておいた方が充実するかも知れません。
計画の立て方としては、日帰り登山の計画に似ている気がします。
コースタイム(その登山道を歩いた場合の標準的な所要時間)から逆算して、登山口に何時、山頂に何時、下山予定が何時頃と、計画を立ててから行くところが似てますね。
というわけで
日帰り温泉旅、やってみていいリフレッシュになったので、合間を縫ってまたやろうと思います。
もちろん、お泊り温泉旅をするのが理想ではあるのですが。
さて、今度はどこへ行こうかな。