温泉旅の楽しみの一つ、食事。
宿で夕食・朝食を付ける場合は、夕食と朝食は決まっているので、さて、昼食をどうしよう、と迷うのが楽しいです。
1泊2日なら2度迷える。(言い換えれば、2回しかチャンスがない・・・)
これから何度かに分けて、自分のひとり温泉旅で、どんなお昼をいただいているのか書いていきたいと思います。
1回目は山梨県に温泉旅をするときのお昼の話です。
そば屋で甲州鳥もつ煮(と、赤ワイン)
数年前のB-1グランプリで優勝した、甲府のB級グルメ「甲州鳥もつ煮」。
甲府に行くと、いろいろなお店が食べることができます。が、聞くところによれば、甲州鳥もつ煮は、そば屋で出されたのが始まりなのだそうです。
ということで、甲府駅に着いたらそば屋に行ってみます。
有名店ですが、甲府駅前の「奥藤本店」に行くことが多いです。結構混んでます。後で知ったのですが、この「奥藤本店」が、甲州鳥もつ煮発祥の店なのだとか。
せっかく山梨に来たので、山梨県のワインを一緒にいただきましょう。山梨県産のワインは白ワインが有名ですが、こういうこってりした味付けには、赤ワインです。
山梨県の赤ワインであれば「マスカットベリーA」というぶどう品種のワインがおすすめ。
ちょっと香りが特徴的(イチゴの香り、といわれること多し)ですが、軽やかで飲みやすいライトボディ。おおっと、鳥モツ煮に戻りましょう。
いろいろな部位があるので、こりこりとしたところや、柔らかいところなど、食感もいろいろ。
調子に乗って、そばと一緒に白ワインをつけてしまうことも・・・
ほうとう(と、白ワイン)
ほうとうは有名な山梨県の郷土料理です。平べったい麺とたくさんの野菜を味噌で煮込んだ、アツアツの鍋で出てくる料理です。
寒い時期は特に温まって美味しい。一番有名なのは、チェーン店の「小作」ですね。先ほどの「奥藤本店」でもいただけます。
さて、お昼にほうとうを食べるときの注意点が4つほどあります。
- 結構なボリュームなので、その日はお腹いっぱいになります。お昼にほうとうをいただいてから宿に向かい、早い時間に「温泉旅館の量が多い夕食」を食べるのはちょっと苦しいときもあり。
- 時間をかけて煮込む料理なので、注文すると出てくるまで結構待つ必要があることもあります。先ほどの「小作」は専門店なのであまり待たずに出できますが。
- 宿によっては夕食にほうとうを出してくるところもあります。その場合は、お昼と夕食の1日2回、ほうとうを食べることになります。
- 地元山梨県産の、辛口白ワインとの相性が良いです(笑)。
家で作っても美味しいので、山梨県で食べるよりは、お土産に麺を買って帰って、家で作って食べる方が多いかな、個人的には。
おざら(と、白ワイン)
夏のほうとう、冷やしほうとうなんて言われ方もしますが、要はほうとうの麺を、野菜とお肉が入った醤油ベースのつけ汁につけていただく、つけ麺です。
つけ汁は温かいので、別に暑い時期でなくてもおいしくいただけます。
これまた、ほうとうや山梨県の郷土料理がいただけそうなお店なら、たいてい注文できるはずですが、先ほどのほうとう専門店「小作」では、店によっては寒い季節はおざらを出していないところもあるようです。要確認ですね。
写真のおざらは、駅ビル「セレオ甲府」5階のレストラン街にあるレストラン「郷土料理 信玄」でいただいたものです。
ここは「桔梗信玄餅」で有名な桔梗屋がやっているお店で、ランチタイムは結構並んでいることも。
後ろに控えているグラス3人衆は、山梨県のワインの飲み比べセット。おざらのつけ汁には、白ワインのほうが合いそうな気がします。
甲府以外は?
山梨県で一番大きな町は甲府なので、この記事でも甲府について多く書いてきました。
甲府以外でも、県内の温泉街や、特急列車が停車する駅の駅前であれば、ほうとうや鳥もつ煮を食べられるようなお店は割とすぐ見つかるでしょう。
とはいっても、石和温泉以外は駅前や温泉街はこじんまりしているので、いざ行ってもお店が閉まっていたりすることもあります。
そういう心配をしなくていいのは、やっぱり甲府駅近辺のお店かな、と。
帰りの日のお昼は駅弁を買って電車の中で、というパターンも好きなのですが、甲府の場合は魅力的なお店が多くて、駅弁を買うくらいなら甲府駅近辺でお昼を食べてから電車に乗ろう、というパターンになります。
いつも甲府のお昼は楽しみなのである。
さて、今度甲府に行ったら何を食べようかな。