安代温泉(あんだいおんせん)は、湯田中渋温泉郷の中の温泉の一つ。
場所的には湯田中温泉と渋温泉の間で、渋温泉のすぐ手前になります。
この辺は泊まってみたい温泉宿の数も多くて目移りするのですが、予約サイトで見た宿の紹介文が優しくて素朴な感じで、印象が良くて山崎屋さんを予約したのでした。
最初は夕食なしの朝食のみプランで予約していたものの、途中で気が変わり、直前で2食付きに変更しました。宿でゆっくり夕食をいただきたい気分になり。
夏の暑い中、最寄り駅の長野電鉄・湯田中駅を降りて、あちこち寄り道しつつ、早めの時間にチェックインです。
(2018年7月宿泊)
建物とお部屋
山崎屋旅館は、渋温泉に通じる石畳の道と川沿いの道路に挟まれた建物で、玄関も、石畳の道側と川沿いの道路側、2か所ありました。
石畳の道沿いの玄関から入ります。
優しそうなご主人に案内され、階段を上がって2階の川沿いの部屋に入りました。畳を最近新しくしたらしく、いい香り。
予約する時、石畳の道沿いの部屋か川沿いの部屋かを予約時に選べるようになっていまして、今回はより広そうな川沿いの部屋を予約していたのでした。
冷たいお茶をいただいて、まずはゆっくり。
川の音が結構大きかったのですが、窓を閉めてエアコンをかけると、だいぶ静かに。
8畳間で、広縁があります。洗面所、冷蔵庫、金庫があります。
冷蔵庫の中には地ビールやリンゴジュースなどがはすでに入っていましたが、他のものを入れるスペースも十分ありました。
布団は畳んだ状態で用意されていました。
トイレは共用です。狭いながらも、シャワー式トイレもありました。
平日なので、人の多い渋温泉のイメージとは違って、石畳の道も静かでした。
川の音が気になりそうな方は、石畳の道沿いの部屋の方がいいかも知れませんね。
温泉とお風呂
1階に男女別の内風呂があります。
湯田中渋温泉郷はどこも温泉が熱めですが、ここも熱かったです。
しかもこの日は猛暑日だったので、足を入れるのが精一杯なくらい。
少々お水を加えて、少し温度を下げてから入りました。湯上りはさっぱりです。
宿の向かいには、地元の人向けの共同浴場「安代大湯」があり、宿泊客も利用可能でしたが、ここも温泉は熱いだろうな、と思って行きませんでした。
なお、安代温泉は渋温泉ではないので、安代温泉に泊まっても、渋温泉の「9つの外湯めぐり」はできませんので、ご注意を。
なお、夜中と翌朝は、気温が下がっていたせいか温泉の温度も少々下がっていて、水も少しだけしか加えずに済みました。
食事
夕食
夕食はお部屋でいただきました。
きのこや信州サーモン等々、地元の食材が並びます。
イワナの塩焼きが焼きたてで柔らかく、頭からがぶりといただくことができました。


天ぷらは後で持ってきてくださいました。温かいものは温かいうちに、というのは嬉しいですよね。
なお、今回は冷酒を1本注文しました。飯山の地酒「水尾」とのこと。


食事の際にほうじ茶のセット(茶葉と急須)を持ってきてくださったのですが、食後、部屋にあった煎茶のセットとどちらを残しますか?と聞かれます。
迷っていると、では、両方置いていきますね、とのこと。煎茶とほうじ茶、両方飲めてちょっと嬉しかったです。
食後少ししてから渋温泉まで歩いて、居酒屋でこじんまりと2次会をしました。




朝食
朝食もお部屋食でした。
ごはんは混ぜごはんでしたが、普通の白いごはんも出てきました。昨晩のお茶と同じくで、2種類楽しめるのはちょっと得した気分です。


個人的感想
平日の宿泊だったので、静かに過ごすことができました。
ご主人も奥さんもとても優しい方で、お会いするとさりげなく声をかけてくださったり、温かい雰囲気の宿でした。のんびり寛げて良かったです。
こういうこじんまりしている宿、結構好きです。
アクセス
長野電鉄長野線「湯田中」駅から長電バスに乗り「安代温泉」バス停下車、徒歩3分。
まあ、バスに乗らなくても、湯田中駅から歩けば20分そこそこの距離ではあります。
また、宿のホームページには、事前連絡すれば湯田中までお迎えにきてくださるとの記載がありましたので、相談されても良いかもしれませんね。
