2025年のシルバーウィークは、3連休が1回、飛び石連休が1回。
後半の飛び石をうまく使って、群馬県の温泉へ出かけてきました。
旅の計画
予約サイトから、予算と空室を見比べつつ、候補を絞り込みつつ。
最終的には、群馬県のみなかみ町にある「上牧温泉」の宿を予約しました。
上牧温泉へは15年ぶりの宿泊。
予約した宿へは初めて泊まりますが、2007年に日帰りでこの宿のお風呂には入っています。
出かける直前まで身の回りがバタついていて、泊まる宿と、宿までは車で行くことだけ決めた状態で、当日の朝を迎えます。
1日目(圏央道→関越自動車道→上牧温泉)
南関東から都心を抜けて北関東に車で行くのは、毎回渋滞が立ちふさがります。
今回は都心を避け、八王子経由で埼玉県に入り、そこから関越道で群馬県へ、というルートにしました。
それでも高速道路はそこそこに混んでいて、20キロくらい、のろのろと。
関越自動車道に入ってからはスムーズに進みます。
雲が多くて、上州の山々はあまり見えずでしたが、榛名山は見えました。
渋川伊香保インターを通り過ぎてから上り坂になり、山のほうへと入っていきます。
沼田インターを過ぎ、次の月夜野(つきよの)インターで高速道路を下りました。
約4時間、長旅でした。
それでも宿のチェックイン時刻まで2時間ほどあるので、月夜野近辺をふらふらしようと思います。
まずは、前から行ってみたかった「月夜野のケンタッキー」こと「高橋の若どり」へ。
路線バスでも行ける場所にあるものの、行くなら車が便利。
店の前で車を止めて、「蒸焼き」「テリ焼き」、あとは焼き鳥の串も購入。
テイクアウトのお店なので、利根川をはさんだ反対側にある「矢瀬親水公園」に行って、いただきました。
うん、美味しい。


さて、今日の宿は夕食がつかないので、ちょっとお買い物が必要です。
まずは、地元スーパー「サンモール」へ。
ここで、地元みなかみ町のクラフトビールが買えるというので、何本か購入。
こういう情報は、クラフトビールのブルワリーのSNSから入手できます。いい世の中になったものです。


それから、こちらも群馬県が発祥のスーパー「ベイシア」へ。
駐車場もお店も広い。
群馬県の名産、舞茸の天ぷらと、全国区ですが群馬県の会社が作っている「ペヤングソース焼きそば」を買っておきました。

夕食には少し足りないかもしれませんが、まあ、足りなくなったら後で考えようと思い、宿のある上牧温泉方面へ出発です。
少し時間が余っていたので、そのまま上牧温泉を通り過ぎ、水上温泉のほうに進んでいくと、水上名物「生どら焼き」のお店を発見。
夜のデザートにと、生どら焼きも買っておきました。


これで食べ物は十分そう。
そうして引き返し、上牧温泉の宿へチェックイン。
学生さんがスポーツ合宿で利用することの多い宿、というだけあって、宿はとてもシンプルで、民宿のような感じです。


おかみさんに、近くで夕食を食べられそうなお店があるか聞いたところ、駅の近くにラーメン屋さんがあるとのこと。
ラーメンの気分ではなかったので、後で買い込んできた食べ物を食べることにし、まずはお風呂へ向かいます。
お風呂場を見て、前に来た記憶が徐々に浮かんできました。
重たい木のふたで覆われたお風呂。
服を着てない姿で蓋を抱えてどける、少々シュール。
体が入るくらいの隙間を作って足を入れると、ぬるめの温泉。
ずっと入っていられそうな、好みのタイプ。
部屋に戻り、少しビールを飲んで、さっき買った若鳥の残りを食べていると、段々と満足してきました。
このまま部屋でのんびり、時々お風呂に入りつつ、でもいい気がします。
でも、ここまで来たんだから、出歩いては? と、自分の中の貧乏性みたいなのも、顔を出す。
確かに、水上温泉の温泉街のほうに、行ってみたいお店がいくつかあったのでした。
ここ上牧温泉から水上温泉までは、バスが1時間に1本程度走っています。
電車も走っていて、上牧の駅のお隣が、水上駅。
電車とバスが利用できる、割と便利なところではあります。
そこでバスの時間を調べて、時間を見計らって、少し出かけてきますね、とおかみさんに声をかけて、宿を後にしました。
利根川にかかる赤い橋を渡り、バス停へ。


バスが来るまでまだ少しあるようだったので、Googleマップを片手に、お隣のバス停まで歩いてみることにしました。
名もない(名前はありますが)、地方のバス停で一人バスを待ちます。
目の前はもうそろそろ収穫されそうな田んぼと、その向こうにはJRの線路。
貨物列車が走り去ります。
車通りも多いです。
さっきまで自分も、この通りを走り去る車のうちの、1台だったのですが。


そうしてやって来たバスに乗ると、他に誰も乗っていませんでした。
途中のバス停で地元のおばあちゃんが一人乗った程度。
水上温泉の温泉街の近くでバスを降ります。
人通りの少なく、やっているかどうか分かりにくいお店の並ぶ路地を歩いていると、新しいお店が。
見ると、クラフトビールのタップルームのよう。
ああ、この店、ここにあったんだな、と。
今回行ってみたい候補の一つだったのです。
ここ数年、クラフトビールを作る小さなブルワリーは全国にたくさんできています。
毎回、旅先でもクラフトビールを飲んでみたいと思い、事前に地元のブルワリーがないかは調べておくのですが、今回も探しておいたのでした。
お店の中に入ると、カウンターの奥のお姉さんと、常連さんっぽいお客さんが、英語と日本語で会話をしています。
大きなパイントグラスだと何種類も楽しめないので、小さなグラスで、少量で3種類、いただきました。


そうしているうちに他の常連さんも入ってきて、お店が混んできました。
缶のビールを何本か買って、おいとまします。ごちそうさまでした。
寂しい温泉街ですが、新しいお店は徐々に増えているようです。
そんな中、次に目指したのは、以前からある「雪松」という町中華。
近年、この雪松の冷凍餃子の無人販売店が日本中にできているので、名前を聞いたり、冷凍餃子を食べたことがある人もいらっしゃるかもしれません。
そんな雪松の本店(?)は、店構えも店内も、ザ・町中華。
全国展開しているお店のイメージはありません。


ビールは先ほど飲んできたので、餃子のお供は日本酒にしました。
地酒だということだったのですが、銘柄を聞くのを忘れました。
やってきたのは、あの雪松のさらっと食べられる餃子。

お酒が余ったので、もう一枚餃子をおかわりました。ごちそうさまでした。
さて、温泉街は夜の7時。
最終バスはなんと17時台で終わっています。
それで、静かな温泉街を10分ばかり歩き、JRの水上駅にやって来ました。
水上駅には誰もいません。
駅前はお店が並んでいますが、全て閉まっています。


ビールと日本酒を飲んだので、眠気に負けたら大変だと思い、自販機で缶コーヒーを買って飲みつつ、電車を待つことにしました。
やがて水上駅止まりの電車がやってきて、高崎行きの電車として折り返します。
まだ夜の7時、このまま高崎に出て新幹線に乗れば、東京まで帰ってくることができてしまう。


そんな時間帯とは思えないような、深夜のような水上駅から、3両編成の電車が出発。
水上駅から乗ったお客は、たぶん数えるほど。
最初の駅、上牧駅で降りたのは自分だけ。


電車を見送り、階段を下りて、無人駅の改札を抜けます。
この辺は月夜野という地名ですが、今日は雲が多くて、月の見える夜、というわけにはいきませんでした。
真っ暗な中、宿に戻って、おかみさんと少し話をしてから、もうひと風呂へ。
利根川をはさんで向かい側、さっき乗ってきた電車の線路が見えます。
電車や貨物列車の行き来はそこそこあるようで、走る音が時々聞こえてくる。
それ以外は特に音のない世界。
2日目(上牧温泉→関越自動車道)
鳥のさえずりと、線路の音が時々聞こえてくる、静かな朝。
まずは朝のお風呂に入りましょう。ぬるくて、上がりたくなくなるような温泉です。
朝食時間ぎりぎりまでお風呂を楽しんでから、食堂へと向かいます。
食堂はそこそこ広いのですが、宿泊客は自分だけ。
ぽつんと用意されているお食事の前に座ると、宿のご主人がご飯とお味噌汁、お茶を持ってきてくださいました。
学生さんのスポーツ合宿に利用されることの多い宿で、食堂の壁には色紙やペナント、写真が並んでいます。


ご主人から、これまで泊まった選手たちの話を聞きました。
大人になってプロスポーツで活躍したあの選手も、写真で見ると普通の高校生。
食後にまた、お風呂へ。名残惜しくなるお風呂です。
そろそろ時間なので、チェックアウト。お世話になりました。
小雨の中、車に戻って、出発です。
まずは、同じみなかみ町にある、道の駅「たくみの里」を目指します。
群馬県の中でも規模が大きく、有名な道の駅で、いろいろな体験のできる施設があり、飲食店もあり。
今回は長い帰り道があるので、最後の買い物に寄り道しようというわけです。
野菜、果物、あれこれ買って車に積んで、あとは帰るか、と思っていたら、この辺にも、行ってみたかったカフェがあるのを思い出しました。
たくみの里から川を挟んだ反対側に、湯宿(ゆじゅく)温泉という温泉があります。
ここも何度か泊まったことがあるのですが、ここにカフェができたそうで、Instagramでチェックしていました。
車で湯宿温泉に出て、温泉街の石畳の道に迷い込みつつ、カフェの駐車場を先に見つけて、まず車を止めて。
車を出て、さてカフェはどこだろうと調べてみると、あいにくこの日はお休みのよう。

今回の旅のまとめ
群馬県の北のほうは、静かに過ごせる温泉地がいくつもあります。
今回泊まった上牧温泉も静かなところで、環境省の「国民保養温泉地」に選ばれています。
国民がゆっくり保養するための温泉地、というわけですね。
食事ができるお店が少なかったりするのが少し不便ではあるものの、すぐ隣の駅が水上温泉のある、水上駅でした。
水上も、営業をやめた温泉宿やお店が多いところですが、そんな温泉街の賑わいを、と、近年、みなかみ町が力を入れているそう。
それもあって、お店が増えています。
最近の水上温泉は、アウトドア向けの温泉としてPRしていますが、新しいお店で食べたり飲んだり、も楽しそう。
上牧温泉は15年くらい、水上温泉は10年くらいぶりの訪問でした。
自分の暮らしている場所からは少し遠くもありますが、また定期的に訪れていきたいと思います。

さて、今度はどこへ行こうかな。