温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

12月某日静かな温泉旅 暮れの甲府をふらり 山梨県・湯王温泉へ('25)

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2026年になりました。(お正月にこれを書いています)

昨年このブログをご覧くださった皆様、どうもありがとうございました。

2026年も、心と体のメンテナンスとしての静かな温泉旅をしつつ、その記録を書き続けていければと思います。

どうぞよろしくお願いします。

さて、2025年の最後の週末、温泉に出かけてきましたので、その話を。

旅の計画

あまり遠くへ行けない事情があって、隣県の山梨県に行くことにしました。

山梨県の県庁所在地、甲府が好きで、行けば何らか楽しいことがある気がします。

そして、甲府には温泉に入れるホテルがいくつもあり。

そんな中から、10年前に泊まって以来のご無沙汰だったホテルを予約しました。

今回は、車ではなく電車で行くことにします。

自宅の最寄り駅から甲府まではSuicaで行けるので、特急券をインターネットのチケットレスで購入。

年末でしたが、甲府行き「かいじ」はまだ空席が残っていました。

1日目(八王子→甲府→南甲府)

家を出るのが遅くなってしまい、「かいじ」の着く直前に八王子駅に何とか到着。

乗ってみると満席でした。

八王子駅を出た「かいじ」は、徐々に山の中へ。冬の、寒そうな車窓です。

大月駅で「かいじ」の後ろにくっついていた、特急「富士回遊」を切り離し、ここでお客さんがぽろぽろ降りて、少し車内が空きました。

山の中を走っていた「かいじ」は、勝沼ぶどう郷駅のあたりで一気に甲府盆地を見下ろします。

視界が開けたと思っていたら、甲府盆地に降りてきて、すぐに終点の甲府駅に到着。

やあ、また来たよ、甲府。

既にお昼過ぎですが、あまりお腹もすいてない。

軽くつまみながら甲州ワインをちびちびやろうと思い、駅の改札の前にある「葡萄酒一番館」へ。

www.yamanashi-kankou.jp

白ワインの飲み比べセットと、ほうとうグラタンを注文。立ち飲みです。

ワインはプレミアム、スタンダード、一升瓶の3種類の飲み比べ。

一升瓶ワインだけ、湯飲み茶碗に注がれます。

地元の人は、一升瓶の葡萄酒を、湯飲みで飲むのだといいますね。

チェックインは15時なので、あとは夜の食べ物を駅ビルで買い込んで、ホテルに向かってしまおうと思います。

駅ビル「セレオ甲府」では、2階に総菜売り場があります。

「桔梗信玄餅」で有名な桔梗屋の総菜屋さん、あとは全国チェーンの焼き鳥、おこわ、とんかつのさぼてん、お寿司の京樽、いろいろ。

それらを少しずつ買ってから、もう少し電車に乗って、ホテルに向かってしまいましょう。

次に乗る電車は、JR東海の身延線。

少し前まで身延線はSuica非対応で、紙のきっぷを買わないといけなかったのですが、一部の区間でSuicaが使えるようになりました。

甲府から、今回の宿の最寄り駅まではSuicaで行けます。ピピッ。

2両編成の電車に乗ります。10分ほどで、南甲府駅へ。

線路沿いの道を歩いて、踏切を渡ると「ホテル湯王温泉」の古びた建物が見えてきました。

10年ぶりのチェックイン。

中に入ってみると、当時の記憶と特に大きく変わったところもなさげ。

スタッフの方も、多分そんなに変わってないと思います、とのこと。

古いお部屋に荷物を置いて、早速1階の大浴場へ。

ここは1階が銭湯で、2階と3階が客室になっています。

以前泊まった時は、銭湯はそこそこ混んでいましたが、この日は割と空いていました。

お風呂上りにお部屋に戻り、ソフトドリンクを買い忘れたのに気付きます。

散歩をしつつ、少し離れたスーパーへ買いに行ってみることにしましょう。

ホテルを出て、身延線の踏切を渡り、少し大きな神社がありました。

住吉神社というそうです。

そう言えば、さっき電車を降りた南甲府駅のお隣の駅は「甲斐"住吉"」という名前でした。

お参りをしてから、さらに歩いていくと、地元のバス会社、山梨交通の車庫を発見します。

バス停の時刻表を見ると、甲府駅に行くバスの本数が意外とある模様。

次の日は身延線ではなく、バスで甲府駅に出てもいいかもしれません。

地元スーパー「オギノ」でお茶などを買い足して、ホテルに戻ります。

もうひと風呂浴びてから、駅ビルで買ったお惣菜を少しレンジで温めて、ゆっくりいただいて、あとは寝るだけ、という。

ささやかながら、至福です。

2日目(南甲府→武田神社→甲府→八王子)

明け方に目が覚めました。遠くから、電車の音。

早起きしすぎたので、まずは少しばかりの二度寝をして、その後に朝風呂を。

1階の銭湯は朝は入れないので、部屋のユニットバスにお湯を入れました。

実はここのホテル、お部屋のユニットバスのお湯が、温泉なのです。

薄い麦茶のような色のお湯。

足は伸ばせないものの、ゆっくり浸かりました。

ユニットバス温泉も、悪くないです。

10時前まで過ごして、チェックアウト。お世話になりました。

www.onsen-oh-yu.com

さて、今日はバスで甲府駅に戻ってみようと思います。

昨日見つけた車庫に行くと、ちょっと間が悪かったようで、次のバスは20分後。

のんびり待っていると、武田神社行きのバスが来ました。

武田神社は甲府駅から近いところにある観光スポット。

かつて戦国時代に甲斐の国(今の山梨県)を支配した地元のヒーロー、武田信玄が暮らした館だったところです。

www.takedajinja.or.jp

何度か行ったことがありますが、せっかくなので終点までバスに乗って、武田神社を目指してみます。

バスは昨日降りた南甲府駅を通り、狭い道を何度も曲がりながら、甲府駅を目指していきます。

道が狭いのは、甲府がかつて城下町だったからでしょうか。

最近、甲府は観光客向けに「小江戸」というキャッチフレーズでPRしているようです。

要は、江戸の感じがする町ですよ、ということでしょうか。

小江戸といえば、埼玉県の川越や、千葉の佐原が有名で、それに比べたら甲府の小江戸っぽさは控えめな気が。

それでもところどころ、古そうなお店が残っています。

さて、バスはJRの線路を陸橋でまたいで、甲府駅の北口へ。

それまで空いていた車内ですが、ここでどっと人が乗り込んできました。

武田神社に行こうという観光客のようです。

バスはゆっくり坂を上って、山梨大学(「なしだい」って言うんですね)を通り過ぎ、終点の武田神社に到着。

戦国大名が暮らした館の跡なので、お堀と石垣が残っています。

鳥居をくぐり、お参りを。

新年を迎える準備をしている武田神社でした。初詣の時期はきっと混むのでしょうね。

お堀の近くに「信玄ミュージアム」という資料館ができていました。

中に入ると無料の展示があります。

かつて武田神社は「躑躅が崎館(つつじがさきやかた)」でした。

その歴史の展示を見ていきます。

武田信玄の父、武田信虎の代に建てられ、信玄も、後継者の武田勝頼も、ここで暮らしたそう。

勝頼の代に新しい城を築いて引っ越しましたが、その直後、武田家は織田信長の軍に攻められ、あえなく滅亡。

豊臣秀吉の時代に今の甲府駅の近くに甲府城が築かれるまで、ここ躑躅が崎館は織田家や徳川家の武将が暮らしたとのこと。

無料展示室の向こうには、有料の特別展示室があります。

もっと展示を見たくなり、有料展示室にも行ってみました。

大人1名、300円。JAFの会員証を提示すると240円でした。

躑躅が崎館は、その名の通り「城」というより「館」。

それでも防御を強化していたり、拡張していたり、暫定的ながら、天守もあったようです。

今も発掘調査が続いていて、陶器や馬の骨などが出土しているそう。

「甲府」って「斐の中」の略だったと、今さらながら、知りました。

歴史は好きなほうですが、資料館に行くと新たな気づきがあって面白い。

shingen-museum.com

信玄ミュージアムを見てから、歩いて甲府駅に戻ることにします。十分歩ける距離です。

さっきバスで登った緩やかな坂を下っていくと、武田家の家臣が暮らした屋敷の跡などもありました。

寒い中歩いてすっかり冷えて、道の途中にある人気のカフェへ。

akitocoffee.com

コーヒー豆とカフェラテを注文したかったのですが、ほっぺたと口が冷えてて、上手く言葉が出てきません。。

そんな中、いただいたカフェラテの温まること! ごちそうさまでした。

実は朝ごはんがまだで、ようやくお腹が空いてきました。

軽くでいいので、お昼をいただこうと思います。

甲府駅に戻り、南口に向かいます。

駅から県庁方面に伸びる「平和通り」という大通り沿いに、ランチもできるお店が結構あります。

ほうとうの「小作」は、相変わらずの行列。

ちなみに、甲府駅北口の小作は比較的すいているのではと思います。

「小作」の隣、甲府鳥もつ煮の元祖「奥藤本店」もいつものように混んでいます。

ランチ営業している居酒屋に目移りしつつ、県庁の建物に入っているオープンカフェに入りました。

割と空いていることが多く、ゆっくりできるので、穴場的な感じです。

yamanashi-plaza.com

グラスワインの種類も豊富で、以前あった飲み比べセットがなくなったのはちょっと残念なのですが、気になったワインと「やまなしトースト」を注文。

先にワインがやってきます。

山梨県のシャルドネワイン、以前は結構見かけましたが、最近は珍しい気がします。

その後「やまなしトースト」もやってきました。

帰りの「かいじ」の出発まで、あとはゆっくり過ごしましょう。

今回の旅のまとめ

山梨県の県庁所在地、甲府。

食べたり飲んだり、温泉、歴史が好きな人には、楽しく過ごせる町だと思います。

市内に温泉に入れるホテルも点在していて、それぞれに個性があります。

今回泊まった「湯王温泉」は、電車やバスでアクセスしやすいのと、お風呂が銭湯なのと、お部屋で温泉に入れるのが特長。

また、武田信玄ゆかりの史跡もあちこちにあります。

甲府駅から近いのは、今回ご紹介した武田神社ですね。

ちなみに、武田信玄は父の信虎を追放して、大名になっています。

父を追放した武田信玄の銅像は甲府駅の南口にあり、追放された信虎の銅像は甲府駅の北口にあります。

さて、今度はどこへ行こうかな。