温泉好きのお湯

ひとりふらり、静かな温泉旅のブログです。主な行き先は北関東・甲信越。今度はどこへ行こうかな。

2泊3日ひとり旅 沓掛温泉・下部温泉('19)

 

2019年のゴールデンウィークは、元号が変わることもあって長い10連休。

どこも混雑するだろうとは思ったのですが、混んでいるところにひとり旅をするのはあまり好きではないので、混んでなさそうな場所を選んで出かけてみました。

 

今回の旅の計画

長野県の上田市近辺の温泉によく行きます。今回は、まだ泊まったことのない「沓掛温泉」(くつかけおんせん)に、ひとりで泊まれる宿を見つけて予約しました。

帰り道の途中にどこかでもう1泊を、と思って探したのですが、なかなか宿が見つからず。何とか、山梨県の下部温泉(しもべおんせん)の宿を予約できました。

ただ、沓掛温泉(長野県)→下部温泉(山梨県)はかなり遠く、下部温泉に着くのが夕方になりそうだったので、下部温泉の宿は夕食なし・朝食付きのプランにしました。

下部温泉は数か月ぶりですが、今回の宿も再訪で、記録をたどると4年ぶり。

行きの北陸新幹線は1か月前に手配します。JRの指定席は基本的には1か月前に発売なので、さっさと押さえておきました。

初日に泊まる沓掛温泉がある「青木村」、何度か温泉目当てで泊まったことがあったのですが観光したことがなかったので、今回は時間を取って観光してみるつもりです。

2日目は長野県から山梨県へ、ローカル線を乗り継いで南下していきます。ルート的には、2015年にも同じ経路で乗り鉄をしていました。

www.onsen-oh-yu.com

3日目は、そのまま静岡県側に出るか、甲府経由で帰るか少し迷ったのですが、甲府経由の方が少し乗車券が安かったので、甲府経由を選びました。

 

1日目(東京→上田→沓掛温泉)

アリオ上田へ歩く

東京駅から、朝の北陸新幹線「あさま」に乗ります。

臨時列車だったようで、意外と空いていました。少しばかり眠く、高崎のあたりで寝てしまい、目が覚めると佐久平の手前まで来ていました。

上田駅で降ります。いつもなら駅前から温泉行きのバスに乗るのですが、今回は線路沿いの通りを歩いていきます。

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まず目指したのは「アリオ上田」。セブン&アイ系列の大きなショッピングモールで、中のイトーヨーカドーではお土産等も買えます。

www.ario-ueda.jp

この日に泊まる沓掛温泉の宿は素泊まりで、現地で買い物できるお店もなさそうだったので、前もってここでお酒等を買っておきました。

アリオ上田の前にはバス停がありまして、そこから今回目指す青木村行きのバスに乗ることができます。

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ただ、バスが来るまでまだ時間があったので、少し歩いてもう1つ先のバス停へ進んでおくことにしました。

1つ先のバス停は、アリオ上田から千曲川を渡った向こう側にあります。ゆったり流れる千曲川を眺めつつ。

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橋を渡った先のバス停でバスを待ちました。歩いていると汗ばむのですが、じっとしていると風もあり、空気も冷たく。数分遅れでバスが来て、乗り込みました。

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国宝のお寺へ歩く

青木村にある温泉に行くには、このバスを終点まで乗ればいいのですが、今回は終点まで乗らずに、途中の「出浦」というバス停で下車。降りたのは自分ひとり。

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すぐ近くに「車屋」というそば屋さんがあります。ここでお昼をいただくことにしていました。

旅の前にお昼のおそば屋さんをいくつか調べていて、せっかくならば上田駅近辺ではなく、郊外のそば屋さんに入ってみようと思っていたのでした。

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お昼時でお店は混んでいましたが、少し待っただけで入ることができました。お客さんは地元の人が多そうな雰囲気。くるみそばをいただきます。

甘いくるみだれに少しそばつゆを入れ、歯ごたえのあるそばをつけて、すすって、かんで。薬味を少しずつ入れていき、味の変化を楽しんで、最後はそば湯。

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次に、国宝の三重塔があるという「大法寺」を目指します。

www.daihoujitemple.com

お寺の最寄りバス停はここから2つ先ということなので、その程度なら歩いていきましょう。

バス通りは国道で車も頻繁に行き来しているのですが、1本脇の道に入ると、のどかな風景になります。脇道と国道を入ったり出たりしつつ歩いていきました。

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青木村に入り、国道から右わきの道へ。ゆるやかに登っていき、大法寺の三重塔が見えてきました。

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拝観料を払ってお寺に入ります。斜面に建つ三重塔の向こう、青木村の山々と田畑がうっすら見えました。最後に御朱印をいただきます。

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クレジットカードが落ちていたので拾ってお寺の方にお渡ししておきました。警察に届けてくださるとのことでしたが、無事に持ち主のところへ戻りますように。

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青木村を歩く

さて階段を下っていくのですが、お寺の入り口脇に郷土美術館があります。

www.vill.aoki.nagano.jp

喫茶室のワンドリンクとセットで500円とのことで、中に入ってみました。

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青木村や上田市出身の方の絵や彫刻などが展示されています。地元青木村の風景画もあり。地元の美術館で地元の風景画を見るのって好きなんです。

その後、喫茶室でアイスコーヒーをいただきました。青木三山と三重塔をかたどったお菓子もついてきます。

三重塔の見える喫茶室
〒386-1603 長野県小県郡青木村当郷2051-1 青木村郷土美術館

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喫茶室の方とお話を。これから村営バスで沓掛温泉に行くことを話したところ、今日は村営バスはお休みなんじゃないでしょうか、とのこと。

で、親切にも村役場に問い合わせてくださり、やはり今日は村営バスはお休みと判明・・・。

歩けば1時間以上かかると思いますよ、と言われましたが、地元のお子さんは沓掛から長い距離を歩いて学校に通っていますね、とも。

宿にお迎えの相談をすることも考えたのですが、せっかくなので、できるだけ歩いてみようと思い、お礼を言って喫茶室を出ます。最後に地図をいただきました。

バスが走る国道に出て、バス停の時刻表を見ると、バスは数分前に行ったばかりのよう。次のバスは1時間後なので、また歩き出し。

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少し歩いていくと、何故かバスが後ろからやってきて、追い越していってしまいました。どうやらバスはかなり遅れていた様子。待てば良かったと後悔です。

道の駅と公園が見えてきました。この道の駅には3年前に立ち寄っているのですが、リニューアルして広く新しくなっていました。

michinoeki-aoki.eek.jp

駐車場はほとんど車で埋まっていて、中も結構混んでいます。おやき等を買って、また先へと歩いていきました。

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沓掛温泉へ歩く

上田からのバスの終点は「青木バスターミナル」。バスターミナルと言いつつ、車庫と待合室があるだけの静かなところです。

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お休み中の村営バスが、車庫で並んでいました。

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結構歩いていたので、ここから宿のお迎えをお願いしようかなとも思ったのですが、沓掛までの道も興味があり、もう少し頑張って歩いてみることにしました。

歩くのは好きで、長時間歩くのは苦にならない人です。ここから沓掛温泉までは4キロ弱、それくらいなら歩いてもさほど苦にはならないはずで。

ということで、小休止の後で沓掛温泉へと歩きだしました。緩やかな登り坂、道の両脇は田畑と民家、その先に山。時々、農作業している人が見えます。

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営業していない商店の脇を曲がって、細い道をくねくね登り、すっかり葉桜になった桜並木を抜けた先に、沓掛温泉が見えてきました。

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宿の玄関をくぐって、宿の方に「歩いてきました」と言うと驚かれました。そりゃそうだ。

送迎もやっていますよ、とのことで、明日の朝は青木バスターミナルまで送っていただくことに。

そんなに暖かい日ではなかったのですが、トータル8キロ弱歩いて結構疲れており、汗をかいていました。そんな中で入った、沓掛温泉のぬるいお湯が気持ちよく。。。

宿の宿泊記録はこちらです。 

www.onsen-oh-yu.com

2日目(沓掛温泉→上田→小諸→中込→小淵沢→甲府→下部温泉)

しなの鉄道に乗る

2日目は大移動の日。長野県から山梨県まで南下する、乗り鉄旅です。

朝風呂に入って、前の日に買ってあったおやきの残りを宿の電子レンジでチンしていただき、食後に紅茶を飲みつつ宿のご主人のお話を聞きました。

県外から青木村に移住されてきて、この温泉宿を受け継いだのだそうです。リフォームして開業するまで、かなりの苦労があったのでしょうね。

ご主人の車で、青木バスターミナルまで送っていただきました。小雨のぱらつく日だったので、ありがたいです。

青木バスターミナルでご主人とお別れして、バスに乗って上田駅へと戻ってきました。次に乗るのは、しなの鉄道の電車です。

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しなの鉄道には、昭和時代から走る古い電車「115系」が走っています。塗装はいろいろ。

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もうこの電車も引退が近いようです。それもあってか、電車に一眼レフを向けている人も多く見かけました。

やってきた電車は快速電車で、いくつかの駅を通過しつつ止まりつつ、小諸駅へ。ここで降ります。

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外は寒く、次の列車まで時間は少しあったけれど、待合室で待機・・・。

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小海線に乗る

次に乗るJR小海線の列車は、奥の方にあるJRのホームから出発します。

寒いホームに2両編成の列車が止まっていました。ボタンを押してドアを開け、乗り込みます。

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この列車は途中の中込駅(なかごみ)が終点です。30分ばかり乗って、中込駅で途中下車することにしました。

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中込駅、連休中とは思えないくらい静か。次の列車まで1時間あるので、ここでお昼にします。

定休日のお店も多く、小雨がぱらついているのもあって迷う余裕もなく、駅前の商店街にあった喫茶店に入りました。

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古びた良い感じのお店でした。

nakagomi.jp

次の列車の時刻が近づいてきたので、駅に戻ります。すると、駅員さん達が何かの準備を始めました。

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調べてみると、反対側から観光列車「HIGH RAIL 1375」がやってきて、ここ中込駅で、これから自分が乗る列車とすれ違うようです。

駅員さん達は法被を着たりして、HIGH RAIL1375を迎える準備をしていたのでした。

HIGH RAIL1375については、ひささんのブログ記事をご覧ください。

www.kzlifelog.com

そうしてすれ違って、自分はHIGH RAILじゃないほうの列車に乗ります。

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車内から撮影・・・

と言いつつ、自分が乗ったこの車両もハイブリッド車でなかなかレアな車両のようです。ちょっとエンジン音がうるさい気もする。

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外は雨が降ったり止んだり。静かな佐久地方をハイブリッド列車は下っていきます。高原野菜の畑を過ぎて、川の横を走り、林の中を抜けていき。

野辺山を過ぎ、山梨県へ。清里駅でどっと人が乗ってきました。

清里から甲斐大泉、甲斐小泉の駅を通り、高級リゾート「リゾナーレ」の脇を抜けてから、視界が開けて大きく右にカーブして、終点の小淵沢駅に着きました。

身延線に乗る

小淵沢で、次の電車が出るまで少し時間があるので駅の外へ。

小淵沢駅で降りるのは初めてだったのですが、駅が新しくなっていて、改札の下にあるお土産屋さんもおしゃれな感じ。

小淵沢と言えば駅弁ということで、お弁当を買っておきました。

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小淵沢始発の普通列車へ乗ります。最初はガラガラだったのですが、途中で子供の集団が乗ってきました。引率しているのも大学生くらいの若い人たち。

子供たちは東京に帰るようです。引率の若い人は地元の人らしく、途中の駅で少しずつ降りていきます。

「この駅、なにもないじゃん!」と都会育ちの子供が叫んでいました。これこれ、口を慎めと・・・。

そんな電車を甲府駅で降ります。駅ビルで買い物をして、次に乗るのは身延線の特急「ワイドビューふじかわ」。連休中だというのに、ガラガラです。

小雨の降る下部温泉駅で下車。ちょうどここ下部温泉駅で、静岡からやってきた「ふじかわ」とすれ違い。あちらも空いていました。

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駅からは歩いて今日の宿へと向かいました。

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途中、温泉街のほうから駅に歩いてくる観光客風の人とたくさんすれ違います。下部温泉駅の駅前で食事をする人なのでしょうか?

下部温泉では外食できるところが少ないので、夕方の飲食店は結構混雑します。

温泉街を通り抜けて、今日の宿にチェックイン。

www.onsen-oh-yu.com

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温泉街の方にある飲食店も今日は休んでいるようで、宿の方に「食事を取れるお店は駅前まで行かないとないんです」と言われました。

プールのような下部温泉にじっくり浸かって考え事をしたり、お部屋でちょっとワインを飲んだりして過ごしました。

 

3日目(下部温泉→甲府)

朝風呂へ。2019年のゴールデンウィークはあまり気温が上がりません。朝の空気も冷たかったので下部のぬるい温泉もより冷たく感じられます。

朝食を取って少し早めにチェックアウト。駅まで送りますよ、と宿の方が言ってくださいましたが、時間もあるので、のんびり歩くことに。天気もまあまあ良いですし。

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下部温泉に初めて来てから10数年。廃業した旅館や、営業していないお店が増えたなあ、と、歩いていて思うのでした。

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下部温泉駅に戻り、静岡行きの特急「ふじかわ」を見送った後でホームに上がり、甲府行きの「ふじかわ」に乗ります。自由席は半分くらい埋まっています。

甲府駅に戻ってきました。

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南口には武田信玄公がいますが、北口には父の信虎公がいます。

いつものように、持ち帰り用の甲州ワインを購入。そうしてからお昼にしようと思い、今回はパスタのお店「モリヤ」に入ってみました。

スパゲティーの店 モリヤ
〒400-0031 山梨県甲府市丸の内1-2-8 2F
1,200円(平均)1,000円(ランチ平均)

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同じ通り沿いの、ほうとう「小作」や、鳥もつ煮がいただける「奥藤」は観光客の列ができていましたが、こちらの「モリヤ」はすぐに入れました。

味噌味がついた「武田家のカルボナーラ」と、甲州白ワインを。

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帰りの特急に乗る時間まで、まだ少しあったので、甲府駅の北口に出て、駅前にぽつんとたたずむカフェ「風土」へ行って、立ち飲みワインを注文。(おかわりですね。)

一升瓶のワインを紙コップになみなみ注いでくれます。

外に置いてあるワイン樽のところで飲む(もしくは近くのベンチなど)ルールで、店内では飲めないのですが、その分お安くワインが飲めます。

樽にカメラを向けていると、お店のご主人が来て「瓶も撮りますか」、と言ってくださいました。ちょっと恥ずかしかったのですが、瓶と一緒に撮りました。

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さて、そろそろ特急「かいじ」の時間です。

 

今回の旅のまとめ

今回、青木村を初めて少し観光してきました。

  • 国宝の三重塔がある大法寺は訪れる人も多くなく、穴場だと思います。国道からちょっと奥まったところにあるからでしょうか。
  • 「道の駅あおき」が新しくなっていました。田沢温泉、沓掛温泉には買い物できるところがないので、ここで買い物をしてから行くと良いでしょうね。
  • 青木バスターミナルから沓掛温泉は遠かったです。。車以外で来ているなら、宿の送迎を相談しましょう。歩くのは大変です。

そして、2日目にはJR小海線に乗車しました。長かったです。

2日目に泊まった下部温泉は連休でそこそこ人が多かったのですが、基本的には静かなところです。

温泉の温度が低いお風呂にそのまま入るので、これからの季節がおすすめ。2019年の連休はまだちょっと寒い日が多く、温泉に浸かっていて、まだ寒いなとも感じました。

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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