温泉旅に持っていくと読まないもの、それが、本です。
自分の温泉旅は、究極のひとり時間を過ごすこと、が大きな目的なので、宿には早めにチェックインしたいし、チェックアウトは急がないことが多いです。
宿への滞在時間を多めにして、自分へのインプットを多く取り込む、ということをして過ごしたいのです、本来は。
で、本を持って行くのですが、読まずに持って帰ってくる、というパターンです。
温泉旅の最中に本を読めるシチュエーションって、結構あると思うのです。
シチュエーション1:宿の部屋の中。
部屋の中はプライベートなスペースです。温泉宿は地方にあるので静かですし、落ち着いて読書できたりすると思います。
宿の方も、チェックインしたら食事の用意(部屋食の時)と布団の上げ下げの時くらいしか、部屋に入ってこないですし。
中にはチェックインした時から既に布団が敷いてあったり、布団を上げるのがチェックアウト後だったりする宿もあるので、チェックインとチェックアウトの時以外に宿の方と会わない場合だってあります。
でも読まないその理由は、チェックイン時に布団が敷いてあって、横になったら寝てしまった、とか。あとは、持ち込んだお酒を開けてしまって、眠気が・・・とか。
シチュエーション2:往復の電車・バスの中。
移動時間は結構あるので、そこで本が読めると思います。たいていは指定席を取ったりして座っていくので、なおさらです。
ここで読めない理由は、バスなら酔ってしまうから、とか、近場への旅行が増えていて、移動時間が短くなってきているから、とかかなと。
あ、もちろんローカル線のような車窓を楽しむシチュエーションのときは、そもそも読まないです。
シチュエーション3:お風呂の中。
ぬるめのお風呂に入れる湯治宿で、時々文庫本を読みながらお風呂に入っている方を見かけます。
お湯がぬるいので長風呂が基本ですから、じっくり本を読んでお風呂に入る、という、なかなかに幸せなことができるわけです。
自分もやったことがありますが、お湯がぬるいと結構長時間じっくり読めます。
まあ、天井から水滴がぴちゃっと落ちてくるので、お風呂上りに、本が水を吸ってボコボコになっていることがあります。
そうなると高い本はお勧めしないですね。あとは、電子書籍も水没リスクが怖いので、やめたほうがいいのでしょう。
ちなみに、ここの温泉で読書しながらお風呂に入りました。
シチュエーション4:喫茶店、カフェ。
駅やバス停で、次の列車やバスを待つ時もちょっとした時間があるので、コーヒーを片手に本を読んでも良いものですが、その際は次の移動が控えているので、旅のプランニングに使うことが多いです。
というように、本を読むシチュエーションは結構あるのですが、そこには敵がいるのです。好事魔多し。
- スマホ。インターネットの情報量は、1冊の本をはるかに凌駕します。唯一の弱点は、お風呂が苦手なこと。
- マンガ。宿にあるマンガ本は、自分が普段読まないものが多いので、読みふけってしまいます。同じ本の仲間なので、ライバルに近い。
- お酒。上述の通り、部屋の中で眠気を誘うのですが、移動中や食事中にも出てきます。
ここまで理解していながらも、今度の温泉旅にも本を持っていくのだろうと思います。
次は読みたいな。本がたまってきているんです。
さて、今度はどこへ行こうかな。