温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

霊泉寺温泉 中屋旅館にひとり泊('18他)

※このページにはプロモーションが含まれています。

霊泉寺温泉は、鹿教湯温泉と同じ「丸子温泉郷」の1つで、個人的にも大好きな温泉地です。

平家の武士が見つけたという歴史の長い温泉で、名前の由来となった霊泉寺というお寺が今も残っています。 

国道沿いでバスを降り、脇道に入ってかなり先にある温泉地です。

霊泉寺温泉の宿に宿泊される方は、バス停から宿の送迎があります。

たどり着いてみると、両側を山に囲まれた、ちょっとした谷あいのような場所に共同浴場と旅館が数件。本当に静かなところです。

自分が初めて霊泉寺温泉に泊まったのは2007年のこと。その時は1泊7,000円程度で泊まれる「松屋旅館」にお邪魔しました。

2015年と2018年に霊泉寺温泉に泊まった時は、じゃらんnetで予約可能だった中屋旅館を選んでみました。

(2015年9月,2018年4月宿泊)

建物とお部屋

バスを降りると、宿のご主人が車で迎えに来てくださっていました。

車は霊泉寺川に沿った細い道を登り、中屋旅館の玄関前へ。

中屋旅館は作家「武者小路実篤」が泊まったという歴史ある宿です。

f:id:yu-snfkn:20170430162706j:plain

家族経営で、同じ建物の中でご家族も暮らしていらっしゃるようです。宿の雰囲気的には民宿のような感じ。

案内された1階のお部屋は川沿いにありました。かなり古びた和室です。

f:id:yu-snfkn:20180427123029j:plain

お茶を入れてくださった宿の奥さんに聞かれ、夕食の際に出てくる食前酒(無料)をまず選びます。

自家製のあんず酒、かりん酒などがありました。 

f:id:yu-snfkn:20180427122414j:plain

今は使っていないのでしょうが、窓際の送風機(?)が昭和風でした。

寒い季節は別途新しい石油ファンヒーターが用意されていたので、このSANYOは使わず。

f:id:yu-snfkn:20180427122250j:plain

川の向こうには、以前は中屋旅館の離れだったと思われる、これまた古そうな建物が見えます。

f:id:yu-snfkn:20180427122104j:plain

部屋にはトイレとユニットバスがあります。ユニットバスは洗面所のみ使用可能になっていました。

部屋にあるトイレは和式でしたが、共用のトイレも館内にいくつかあり、一番遠くにあるトイレがシャワー式トイレになっていました。

Wi-Fiの電波はかなり弱く、どこで使えるか聞いてみると、玄関わきの談話室のあたりか、その近くの部屋でないと使えないようでした。

温泉とお風呂

さて、お風呂に入ります。

お風呂は男女別の内風呂と、無料で入れる家族風呂「笹舟の湯」があります。

f:id:yu-snfkn:20180410004555j:plain

泊まった部屋が笹舟の湯のすぐ近くだったので、ついつい笹舟の湯のほうを独占してしまいました。

中屋旅館の温泉は温度がぬるめ。

内風呂は深夜を除き加温してありますが「笹舟の湯」は加温されておらず、入るととても気持ち良かったのです。

笹船の湯、というだけあって、浴槽は笹船の形をしています。

入るとお湯が大量にあふれるのでした。かけ流しです。飲泉もできました。

一方の内風呂は、お部屋からいったん中庭に出た別棟にあります。

f:id:yu-snfkn:20180427122754j:plain

f:id:yu-snfkn:20180427122901j:plain

シャワーが1か所しかないので、混んでいると大変かもしれませんが、泊まった時はいつ行ってもお風呂は静かでした。

食事

食事は夕食、朝食ともにお部屋食でした。

夕食

チェックインのときに選んだ食前酒から始まり、自家製の野菜料理、鯉料理などなど、地元の食材が並びます。野菜と川魚メインのヘルシーな料理です。

どれがどんな料理なのかを、宿の奥さんが1つ1つ説明してくださいます。

f:id:yu-snfkn:20180427124453j:plain

名物は、ニジマスのそうめん揚げ。パッと見何だか分からないのですが、要は魚がそうめんで包んであって、揚がっているのです。

じっくり揚げてあるので、そのまま頭から、骨までがぶりと美味しくいただきました。

f:id:yu-snfkn:20180427124620j:plain

鯉のあらいや旨煮も出てきました。このあたりの宿では、鯉料理がよく出てきます。

f:id:yu-snfkn:20210502170229j:plain
f:id:yu-snfkn:20210502170312j:plain

また、春に泊まった時は、春ならではの山菜天ぷらが出てきました。魚はワカサギとのことでした。

f:id:yu-snfkn:20210502170429j:plain

秋に泊まった時は松茸の土瓶蒸しが出てきました。この辺の山では秋に松茸が多く取れるそうです。やはり松茸が出てくると嬉しいものです。

f:id:yu-snfkn:20210502170910j:plain

日本酒は、地元上田市の地酒「明峰喜久盛(めいほうきくざかり)」でした。他の飲み物は、ビール、焼酎、ソフトドンクなどなど。

f:id:yu-snfkn:20210502171313j:plain
f:id:yu-snfkn:20210502171332j:plain

朝食

朝食もお部屋食でした。

f:id:yu-snfkn:20210502171556j:plain

秋に泊まった時は、松茸ご飯が出てきました。前の晩に続き、松茸がいただけたのはラッキーだったのでしょうか。ありがたくいただきました。

f:id:yu-snfkn:20210502170942j:plain

霊泉寺温泉を歩く

いつ来ても静かな霊泉寺温泉。

お店もなく、することもあまりないので、霊泉寺温泉に行くと、いつもふらりと散歩に出ます。

中屋旅館の向かいには、共同浴場があります。

宿泊していれば、宿で利用券をもらえるので無料で入ることができます。

f:id:yu-snfkn:20180427123521j:plain

こちらのお湯は中屋旅館の源泉とは違うのでしょう、少し温度が高めになっていました。

中屋旅館を出て右に歩いていくと、温泉地の名前の由来になったお寺「霊泉寺」があります。

平安時代からの古いお寺なのだそうですが、こちらも静か。

f:id:yu-snfkn:20180427123626j:plain

逆に左側に歩いていくと、商店の跡があります。

橋を渡ると、診療所の跡や廃車、廃屋などがありました。

f:id:yu-snfkn:20180427123714j:plain

奥の方はどうやら廃墟のようです。

道は続いていましたが、途中で引き返しました。さすがにちょっと怖くもあり。

f:id:yu-snfkn:20180427123854j:plain

霊泉寺温泉、昭和の中頃までは賑わったようなのですが、今はお隣の鹿教湯温泉のほうが賑わっていて、霊泉寺温泉はひっそり残っています。

f:id:yu-snfkn:20180427124033j:plain

個人的感想

中屋旅館は、こんなところです。

  • 建物はかなり古く、民宿的な感じの宿です。ペットも泊まれるそうです。ところどころに昭和が残っています。
  • お食事はお部屋食。地元野菜と川魚メインの、健康的な料理です。
  • 温泉は、ぬるめのかけ流し。

建物の古さ、清潔感に関しては、予約サイト等に少々辛口の口コミが書かれることもあるので、人を選ぶところはあるかもしれません。

ただ、静かな温泉地で何もかも忘れてぼけっとしに行きたくなったら、おすすめです。

 

f:id:yu-snfkn:20180427124207j:plain

アクセス

電車・バス

JR北陸新幹線・しなの鉄道線・上田電鉄「上田」駅から千曲バス鹿教湯線に乗り「宮沢(霊泉寺入口)」バス停で下車。

そこから宿の送迎があります。徒歩だとバス停から宿までは20分以上かかります。

www.onsen-oh-yu.com

f:id:yu-snfkn:20180410005019j:plain

上信越自動車道「東部湯の丸」インターから、国道254号線経由で約40分。

関連リンク

近くの宿の宿泊記録

www.onsen-oh-yu.com

www.onsen-oh-yu.com

www.onsen-oh-yu.com

www.onsen-oh-yu.com

www.onsen-oh-yu.com

www.onsen-oh-yu.com

www.onsen-oh-yu.com

www.onsen-oh-yu.com

この宿が出てくる旅行記

www.onsen-oh-yu.comwww.onsen-oh-yu.com

f:id:yu-snfkn:20190427092821j:plain

さて、今度はどこへ行こうかな。

  

にほんブログ村 旅行ブログ 甲信越 温泉・温泉街へ
にほんブログ村