温泉好きのお湯

静かな温泉ブログです。今度はどこへ行こうかな。

繰り返す温泉旅(変わるもの、変わらないもの)

これまでの温泉旅をブログにまとめつつ振り返っていると、どれだけ同じ温泉街を繰り返し訪れてきたのかを実感します。ひとり温泉旅をするようになってだいたい10年とちょっとが経っているのですが、その間に自分も年を取ったし、立場も変わったりしています。

訪れている自分は少しずつ変わってきているのでしょうけれど、同じ温泉街を繰り返し訪ねていると、温泉街も少しずつ変わってはいるけれど、大きくは変わっていないようです。特に温泉は変わらず湧き続けていて、自分を安心させてくれます。

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その温泉の名前は、大学時代に受けていた旅行関係の授業で初めて聞きました。ちょっと読みにくくて、物珍しい名前は頭にすっと入り込んできて、そのまま頭の片隅に何年もの間、ひっそりたたずんでいたようです。その名は「鹿教湯温泉」。鹿が教えてくれたお湯。かけゆ。

大学を出て社会人になり、ひとり温泉旅を始めました。まずは自分が名前を聞いたことのある温泉に行ってみようとしていたので、おのずと鹿教湯へも行こう、となりました。

最初に鹿教湯温泉へ行ったのは10月の三連休でした。高速バスで松本に出て、バスを乗り継いで向かったのですが、連休中の中央道は大渋滞。松本に遅れて到着して、乗りたかった路線バスに間に合わず、数時間後の次のバスで夕方前に鹿教湯へ着いたのでした。

静かなところだな、というのが第一印象で、マイペースにお風呂を楽しんで帰ってきました。それ以上の印象がなかったのですが、ひとり温泉旅を始めた初期に行っているので、その分記憶にしっかり残っていたようです。2回目の訪問は3か月後、氷灯籠がきれいな冬でした。

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すっかりひとり温泉旅が好きになった自分は、鹿教湯温泉の周囲にある温泉へも行ってみました。行ってみた先はお店もなく、宿と共同浴場しかない場所でしたが、温泉の質はとてもいいし、静かで落ち着けるしで、こちらへも何度も通うようになります。 

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そんなこんなで、鹿教湯温泉と、その周囲の温泉(霊泉寺温泉や、田沢温泉)に繰り返し行くようになって、年に1度以上は足を運んでいたと思います。時には友人と行ったりもしました。友人からはその静けさに驚かれたのですが、それが逆に気に入ってもらえたようです。

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やがて自分も結婚し、とある年のゴールデンウィークに夫婦でどこか行こう、となりました。行こうと思いつつも仕事でなかなか予定を立てられず、鹿教湯温泉で泊まったことのある宿にダメもとで問い合わせてみたところ、空室があるとのことで、今度は夫婦で行ってみました。

仕事を終えて夕方の新幹線に乗って、上田駅の居酒屋で夫婦で飲んで就寝。(最近、夫婦で外で飲みに行っていないや、と、こうして記事にしていて思い出しました。)

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翌朝はレンタカーを運転していき、鹿教湯温泉の前に霊泉寺温泉に立ち寄りました。霊泉寺はゴールデンウィークなんて関係ないかのように静か。ひとりで何度か泊まった宿へ行って立ち寄り湯をお願いすると快くOKしてくださりました。静かな霊泉寺温泉に静かに湯浴み。

その宿からは時々、独身時代の住所にお手紙をいただいていたので、結婚した後の住所をお知らせしてから、おいとまして鹿教湯へ向かいました。

その次の年に子供が生まれます。子供が1歳になった時、軽井沢への家族旅行のついでに、霊泉寺温泉の件の宿で子供の人生初めての温泉体験をさせてもらうことができました(軽くじゃぶじゃぶさせただけですが。)。

さらに時は流れて、子供はどんどん大きくなります。子供が3歳になった時、またこのエリアに泊まりに行っています。この時は、田沢温泉に1泊。おんせん、という言葉を早くも覚えた3歳児は、いっちょまえに浴衣を着て、露天風呂(おそとのおんせん)を堪能したようでした。

この記事を書いている今、子供は4歳です。夏休みに父子二人で鹿教湯温泉に行ってみようとしたのですが、出発当日の朝に、 

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となってしまいました。子供ってイベント前は緊張するのでしょうね。

この10年ちょっとの間に、ひとりで、友人と、夫婦で、子連れでと、鹿教湯温泉やその周辺の温泉へは何度もお世話になってきました。行く方の自分は確実に年を取っているのですが、温泉や温泉街には小さな変化はあっても、大きくは変わっていないように映ります。

一緒に来ている人の目に、これらの温泉がどう見えているかはちょっと分かりませんが、自分は、これまでと変わったところ、変わっていないところを密かに探しながら、やっぱり10年経ってるんだもんな、と、ひとり密かに思い返しています。

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この記事にも以前の画像をいくつか掲載したのですが、先日行ったところ、この記事の画像の実物が既にないものがちらほら。変わっていないように見えて、細かいところでは変わっていっているんですね。これからもそんな、小さな変化を探しに行くのがちょっとした楽しみです。

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さて、今度はいつ行こうかな。